『スカイ・ロック・ゲート☆』
謎のスペイン人と、光る線の秘密
掲載:2013/11/4 10:45
おおっ、いじったら珍しくヒロオさんが反応してる!
彼らしく生真面目な反応だけど、以前「ヒロオさんの萌え酒コラムとかどうよ?」といじった時は、「調べてみたら、萌えの世界は深いので、自分の浅い知識ではとても書く事が出来ません」といった内容の感想メールを頂戴しまして、これはいじっちゃいけない人なんだろうなとは思いながらも「ルーティン、ルーティン」言っている所が楽しくて、つい……申し訳ない。
ちなみに、いじって一番面白いのはマタンゴくんですかね?
無料化してからMANIブログを読んでいる方はご存知ないと思いますが、彼はその昔「一回戦もりお」と言いまして、現在のHNではなかったのです。
ところが、記事の最後に書く締めの言葉「マタンゴ」から、いつの頃からか「もりおさん」ではなく「マタンゴさん」と呼ぶ読者さんが増え始めたため、「もう、みんなの中ではマタンゴさんになっちゃったんだよ。諦めてマタンゴさんになっちゃえよ」といじった所、猛反発。
しかし、編集サイドが悪ノリで、勝手にHNを「マタンゴ」に変更した頃から受容の姿勢を見せ始め、現在に至ります。
で、この件に関してカミングアウトしますが、実は『進撃の巨人』のアルミン風に言うと、
「大して長くも生きてないけど、確信してることがあるんだ……何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人はきっと、大事なものを捨てることができる人だ。何も捨てることができない人には、何も変えることはできないだろう」――すなわち、マタンゴくんは何かを変えることのできる人間か、つついて確認してみよう計画だったのですね。
結果はご覧の通りです。マタちゃんは、何も捨てずにどっちも取って「モリオ・マタンゴ」という謎のスペイン人みたいなHNになってしまいました。
一瞬、罪悪感に襲われたものの、「それで良いんか!?」といじったら、本人は新しいHNがまんざらでもないみたいなので、まあ良いかなと……マタちゃん、ごめんね。
それでは、もう十分な文字数になりましたが、昨日の行動報告を。
宮城県石巻市
昨日、行ってきたのはここです。
ちょっと観たくなった映画がありまして、最寄りの上映館を探したら、宮城県名取市と石巻市だったのですね。
村枝賢一原画展
ちょうど、石巻市にある『石ノ森章太郎萬画館』では、このイベントが行われていましたし、だったら石巻市まで足を延ばすべきだな、と。
いやー、村枝先生はやっぱり絵が上手いですね。石ノ森章太郎の原稿と比べても、落胆するような事はありませんでした。
「才能ある漫画家が描くと、線が光る」なんて事を言ったのは、漫画の神様・手塚治虫だったと記憶してますが、石ノ森章太郎の描く描線って素人目にも分かるくらい光ってるんですよ。
印刷されたものは、それが潰れてしまってるんですが、以前、他の漫画家の原稿が展示されていた時は、その描線の差にビックリしたものです。
石ノ森章太郎の絵は、技術力だけで描いているような漫画家の絵を描線の凄味で圧倒してしまうというか……。
今年の夏、漫画の王様・石ノ森章太郎を特集する番組がありまして、『20世紀少年』の作者・浦沢直樹がスタジオライブで石ノ森章太郎の絵を模写したんですが、あの描線の秘密はどうやら「速度」のようです。
浦沢直樹が「おそらく石ノ森先生は、このくらいの速度で描いているはず……」と言いながら、もの凄いスピードでペンを走らせるんですが、確かにそういう線になるんですね。
そのペン捌きには、何か感動してしまいました。
『地下帝国ヨミ』カレー
そんな感じで、村枝賢一の原画と、横に付けられた裏話的な作品解説を楽しんだ後は、萬画館3Fの喫茶室で早目の夕食を頂いて終了。
黒のカレーをブラックゴーストの首領・スカール。赤のカレーを009・島村ジョーに見立てたカレーで、激辛の一品です。
何か長くなってしまったので、観て来た映画の話は、また改めますね――。