『スカイ・ロック・ゲート☆』
PCが逝った日に
掲載:2013/9/10 12:10
おう、マタの奴、大分素直になったじゃねえか。
そういう物言いなら俺にも理解出来る。
大体、リーチ目とかパチスロにハマる前から知ってる奴なんかいるはずねえんだよ。
そういう名詞を聞いた事があったとしても、それがリール上に出現するとどうなるかなんて、経験してみないと本当の意味で分かるはずがない。
要するに、パチスロにハマッた初期衝動は別のものであるはずなのに、それには触れずにリーチ目だ演出だ、○○だったら収支度外視で打ちたくなるみたいな話をするのが胡散臭いって事。
ちなみに、ほとんどの客がトータルでは負ける遊技である事を(表面上は)理解してパチンコ・パチスロに勤しんでいるのは間違いないが、彼らは彼らなりに「今日は出そう」みたいな予感があってホールに向かってるんだよな。
そして、広告宣伝規制のお陰で、そうした予感がしなくなった彼らは徐々にホールから遠ざかりつつあるわけだ。
イベント――つまり、ホールのサービスを告知する事が出来なくなったんじゃなくて、本当にサービスしなくなったんだという認識が深まるにつれ、朝から並ぶ客は激減したでしょ?
もし、すべてのパチンコ台が誰も勝てない仕様である封入式に置き換わったら、そうした予感はますますしなくなるんじゃないだろうか?
トータルでは負ける事を(表面上は)理解して楽しんでる客層がいなくなるわけじゃないけど、今より増える事は無いと思う。
と言うか、日本中のホールから理論上勝てる台が無くなるという事を理解出来る大人なら、パチンコという遊技に割く時間とお金をセーブするでしょ。
今と変わらずガンガン突っ込むような人は、失礼ながら「依存症」と呼ばれる一部の人達だけじゃないかと?
えっ!? 全員、パチスロに転向するって!?
何はともあれ、こうした事を考えつつ、カジノが解禁され「パチンコ換金合法化」議論が紛糾しているであろう2020年という時期に思いを馳せてたら、ある事に気付いたよ。
その頃って、今までホールを支えて来た団塊の世代が年齢的な理由でホールから去り始める頃だよな、と――。
泣こうが喚こうが、避けようがない市場規模の縮小を迎える日が迫っているというのに、若年層不参加と客量の減少という現状を重く受け止めてホールとメーカー、各メディアが歩み寄って真剣に討論するなんて事はなく、カジノ解禁に伴って起こると見越される「パチンコ換金合法化」議論に追従して、日本中の台を新基準機に置き換えて3兆円を吸い上げようというメーカーの思惑が聞こえて来るのみとか、心配する前にこの業界終わるかもね。
という事で、マタにはPOKKA吉田さんの著作『パチンコがなくなる日』を一読する事を薦めたい。
何というか、「表面的な体裁による規制強化だとか、業界の圧迫から逆に守ってくれるような『真剣に業界のことを考えている人(業界を好きな人)』に支えてほしい」なんて事を聞くと、本当に分かってないんだなと思ってしまうわけよ。
この本には、保通協の検査体制の不備を突く形で、ともすれば7万枚(140万円分)ものコインを吐き出すような仕様の遊技機が次々に申請され苦慮する警察庁の様子が、当時、業界紙記者だったPOKKA吉田さんの視点から淡々と記されてるから勉強になるよ。
例えば、「自粛しろ」と日電協に自主規制区分を作らせれば、4.1号機という妙なグレーゾーンを含んだ区分を平気で提示するし、問題視した検定取り消し対象機はいつまで経っても市場に残っている。
日電協に質せば「回収の努力をしているがホールが応じない」と答えるし、全日遊連に質せば「メーカーの回収努力が足りない」と答える。
で、連中の自主性に期待していては埒が明かないと悟った警察庁の取った強制的な処置が検定取り消しなんだね。
マタの言う「真剣に業界を考えている人」は、このやりとりのどこにいたと思う?
内規改正前、型式試験申請での書面義務を強化したら、開き直ったメーカーがダンボール数箱分の書類を持ち込んで来たなんて事件も書かれているけど、まあそれは読んでくれ。
……すいません、サラッとまとめるつもりが長くなりました。
稼働報告は、昨日もハネモノです。
もう、普通に
ビッグシューターXを打ち切って終了。
今日はやっぱりPCが逝っちゃって四苦八苦しとります。
一度、Windowsがクラッシュしたものは、リカバリしてもダメなのかなあ……。
NEWマッシ~ン♪
やっと、セットアップ終わりました。壁紙に使わせてもらってます。
「あざ~っす! 」
と誰にともなく言ってみる。
一日累計
+27k也。