『スカイ・ロック・ゲート☆』
究極のアンチヒーロー
掲載:2013/8/29 07:40
お盆が明けても開け返しなど無く、締め切った
ビッグシューターXが並んでいるだけで、後は新機種の導入待ちになってしまっているのではないか?
――懸念した通りになりましたわ。
微妙な半開きに思えた、『八重の桜』の地域の状況が満開に思えて来たりね……。
明日はO店の特定日なんで、薄く期待して商業都市方面に行ってみるつもりですが、今日はもう諦めてコレを観て来ました。
劇場版 仮面ライダーウィザード
IN MAGIC LAND
昨年までなら公開初日に観に行ってたんですが、今年はあまりにも成績が悪いので今一つ行く気にならなかったという……。
何はともあれ、仮面ライダーウィザード。
かねてより、面白いヒーロー像へのアプローチだとは思っておりましたが、これは究極のアンチヒーロー映画です。
ウィザードとは、絶望の淵に立たされた人にとっての最後の希望。
ゆえに、その戦いは人の心を救う戦いなわけですが、凹んだ時に支えになってくれるのがヒーローだと言うなら、親兄弟や友人だってヒーローですよね?
そんなウィザードが、この映画で行く事になるのは「魔法の国」
魔力が貨幣の代わりに流通し、ベルトと指輪の力で誰もが魔法を使っている世界。
みんな仮面ライダーメイジに変身出来るし、ファントムが現れても、みんなで変身してやっつけてしまう。
魔法の力で変身する仮面ライダーウィザードは、もうただの一般人ですよ……。
この映画を見終えた後も、自分の中でウィザードがヒーローたりえるなら、何故ヒーローだと思うのか考えてみると良いかもしれません。
ヒーローの新しい定義が生まれるかも?
街の平和を守る探偵だったり、自分探し中のお兄さんだったり、昭和の香りがするヤンキーだったり、平成ライダーが提示するヒーロー像ってホント面白いなあ。
次回作、仮面ライダー鎧武(ガイム)も楽しみです――
が!!!
仮面ライダー鎧武
鎧がモチーフという、響鬼以来の和風テイストなライダーかと思いきや、変身アイテムは異世界の果実の力を封印した錠前=ロックシードって、あんた……。
確かに鎧と果物があしらわれたデザインになってるけど、もはや斬新すぎてカッコイイのかどうかすら圏外になって来たよ。
はたして、フルーツテイストな技は悪に通用するのか!?
平成ライダーシリーズのスタッフにかかれば、その辺に落ちてる空き缶ですらヒーローになりかねんと思いました。