---

---

今日は第1回選抜総選挙以前のAKBソングを聴きつつ、店回り。
前ログで無理矢理古い話題に振ったら、何となく聴きたくなってしまって……。 
 
まあ、ごく初期のシングル曲なんかは迷走している感がありますよね。
意欲的な挑戦と言えば聞こえが良いけど、このまんまじゃ地下アイドル止まりだったろう的な?
 
多くのメディアで、「秋元康は、最初からAKB48が今のような状況になると想定していたのだろうか?」という議論が為されて来ましたが、当時、劇場で起きた出来事はもちろん、発売されたシングルの楽曲から考えても、ここまで売れるとは想定していなかったんじゃないかと思います。 
 
ちなみに、今年の春、『東北発☆未来塾』という番組で秋元康が一ヶ月程講師を務めた事がありまして、その時、プロデュースの極意として興味深い一言を言ってるんですよ。 
 
曰く―― 
 
「記憶に残る幕の内弁当は無い」 
 
確かに、胡麻を振りかけた小さな握り飯に様々なおかずを詰め合わせた弁当は、好き嫌いがある人でも何かしら食べる事が出来るから、不特定多数の人間にふるまうにはもってこいだけど、それを食べた人で、もう一度あの幕の内弁当を食べたいと言い出す人っていないよなあ、と? 
 
そして、もしAKB48も同じコンセプトでやってたとしたら、万人受けなんて考えてなかったに違いありません。
楽曲のプロデュースは自分。振り付けには、モーニング娘。の夏まゆみを起用したけど、後はメンバーも運営スタッフも素人だもんね。
現・劇場総支配人の戸賀崎智信はキャバの支配人だったし、NMB48の6thシングルで有名になった映像プロデューサー・北川謙二なんて秘境カメラマンだよ。
反論するような見識を持たない素人集団を劇場という鍋に入れて、自分の好きな調味料を加えながら、はたして何が出来るかグツグツと、一人鍋的な事をしてた気がします。 
 
とりあえず、テレビというメディアに軸足を置いたため、番組終了と共に解散せざるを得なかったおニャン子クラブに対して、劇場という常設ステージがあるAKB48は強いですよね。
アイドルとして売れなくても、女優や歌手志望の女の子達のショーを格安で観れる劇場というビジネスは成り立つわけで、そうした退路があったからこそ、グループ内でメンバーの格付けをするという業界のタブー――要するに総選挙ですら、調味料として鍋の中に放り込めたんじゃないでしょうか? 
 
この、「記憶に残る幕の内弁当は無い」という言葉――。
ホール関係者は、深く考える必要があると思いますよ。 
 
0.5パチ・1パチ・2パチ・4パチ・5スロ・20スロ……今は貸玉料金に様々なレートが存在し、ほぼ全てのホールが、この中から3つ以上のレートで営業しています。でも、0.5パチや5スロみたいな慈善事業や、2パチのような中途半端をやるなら、もっと4パチ・20スロを善意的に扱えと思うし、レートが豊富なホールほどやる気がないと感じます。
実際、そうした店で繁忙店というものを自分は知りません。 
 
ダメな、ゲロマズラーメン屋状態ですよね?
「ここは何がおススメなの?」と聞くと、「うちは何でも美味しいですよ」と笑顔で応えるバカ店長。
味噌・塩・醤油に、トンコツスープもトリガラスープもあるから聞いてるんだっつーの!
自信持って薦められるものが無いから、バリエーションだけ揃えて、あとは客に丸投げしてるのな。 
 
同じ事は設置機種に関しても言えます。
特にパチスロは多機種少台数販売がスタンダードになったため、1店舗あたりの機種バリエーションは増えてるんですよ。でも、北斗～転生～、ぱちスロAKB48、ちょっと落ちてジャグ、バジリスク2、鬼浜を除くと、まともに動く台が無い。
昨年以前、「どこに行っても北斗～世紀末救世主伝説～、番長2ばかり」と文句言ってたみなさ～ん! 今は色んな機種がありますよ～っ! 
どうぞ、打って、打って、打ち倒して下さ～い! 
 
……まっ、設置機種のバリエーションがどうこう言うのは、アンチAKB同様、反主流派を気取るのがカッコイイと思ってる連中のたわ言だったって事ですね。
そして、「稼動がもたないから」と、1機種の大量販売に苦言を呈するのは、それだけの稼動に耐えうる遊技台を作れないメーカーの不甲斐なさばかりではなく、ホール関係者の不見識でもある、と。
 
台数を抑えて、その店が抱える新台を打ちたい客が一巡するまでの時間を引き延ばすような導入を繰り返しても、新台ユーザー以外の客を取り込む努力をしなければ、追うリスクに見合わない機種スペックと営業内容に萎えた客は減る一方――。
要するに、ジリ貧だと何故分からないのか? 
 
余談ながら、販売台数が多いと稼動が垂れるのが早くなるというのは、ホール関係者が心配すれば良い事。
エンドユーザーとしては、ライバル店との競争原理が働いて、ホールが大量導入機種を甘く使ってくれる事こそ望むべき状況です。
ホール設置機種の過半数が北斗と海物語だった、あの時代がまさにその状況ですよね? 
 
そんなわけで、ホール関係者は一刻も早い「記憶に残らない幕の内弁当状態」からの脱却を図らねばならないと思うのですが、どうでしょう?
劇場と言う退路がないホールは、思い切った手が打ち難いってのはありますけどね……。
でも、既に番組(イベント)は終了してますから。
ホールも、おニャン子クラブみたいに解散しますか?
 
 
なお、 店回りの結果は、まあ何とか。 
 
 
 
 
 
ああ、自分の番組――ぱちんこAKB48やマジカペも終わってるんで、何か思い切った手を打たないと、解散だ……。 
 
一日累計+16k也。 
 
 
 
文中敬称略m(_ _)m