『酒と涙と本とパチスロ』
驚きと懸念事項
掲載:2013/7/10 00:30
先日、久しぶりに漫喫に行った際に、驚いたことがいくつかありました。
[1]初めての店では必ず行う全棚確認
(棚番号1番の棚から順に、左から右→上から下へと、全て確認していく行為。後ろから見ると動きがキモいので注意が必要です)をしていると、見慣れたはずのタイトルの、見慣れない漫画を発見。
その漫画とは、『アウターゾーン
_リ:ビジテッド』。
『アウターゾーン』はご存知の方も多いと思いますが、かつて週刊少年ジャンプに掲載されていた各話完結に近い形の連載漫画。
まだ少年だった私に、「時間が止まっているとオッパイを揉んでもグニグニとしたゴムのような感触になる」という認識を植え付けた罪深い漫画で、そのせいで私は「時間を止めて○○」系の企画モノAVをまるで見る気がしなくなりました。
で、何に驚いたかというと、表紙のミザリィの目が物凄いキラキラしてるんですよ。
前作のクールな見た目とは真逆のキラキラ具合だったので、光原先生の身に何かあったのかと心配になるくらいでしたが、よくよく考えてみれば前作の連載終了からもう15年以上も経っていますので、少しくらい変化があっても当然ですよね。
今の時代だと誤解を招くためか、ミザリィの「案内人」の部分に(ストーカー)の表記が無くなっていますし。
(当時は、今で言う「ストーカー」という語は一般的でなく、私がニュース等で最初耳にした時に思い浮かんだのもアウターゾーンでした)
それと、1話目の初っぱなからいきなり颯爽と乳首が登場したので、「先生もとうとう乳首券を手に入れたのか」とも思いましたが、どうやらこれは掲載誌の関係のようです。
ジャンプ時代もミザリィ以外は微妙に出していたりもしましたけど、大体はうまい具合に髪の毛や腕に隠されたりしてましたからね。
ちなみに、本編のストーリーは前作に近い形で、各話ごとの先生の解説等も変わらず載っていましたし、往年のファンの方にはオススメです。
見かけた際はぜひどうぞ。
[2]滞在中に読みたい漫画が無くなってしまい、「この漫画がすごい!」等のイベント棚を眺め始めた私。
過去に何度も申しましたように、私はとてもあまのじゃくな性質を持つ男。
この類いのものに取り上げられると読む気が失せる面倒な野郎なのですが、見知った作者の名前を見つけたため、思わず手に取ってみることにしました。
その作者とは、『ハイスコアガール』の押切蓮介先生。
初めて読んだ作品は、まだ私が「本当にあった」系を除く4コマ誌の全誌を購読し、心中で「4コマの帝王」を自称していた頃。
独特な絵柄と雰囲気が印象的で、その後も縁あって何作か読み、押切先生はホラータッチのギャグ漫画、またはサイコホラーのような作風だと今までずっと思っていました。
それがまさか、こんなキュンキュンしたラブコメ漫画を描くようになっているとは……!!
本当にビックリしました。
でも、意外に絵柄と内容が合っていますね。
ゲーム関係のネタも世代が近いせいか、懐かしみつつ楽しめました。
オッサンになった私には色々な意味で少々刺激が強かったですが、これからも追える漫画に出会えたことはとても良いことでした。
[3]この日の店は酒をメニューに置いている店。
そのためか、夜になるとそこら中からパッコンパッコンパッコンパッコン威勢のいいプルタブ音が聞こえてきます。
私は当然インする前に飲酒済みでしたが、あまりにいい音が聞こえてくるので思わず調べてみることに。
値段は400円、この手の店だと多分350缶でしょうから、いわゆる「海の家価格」の上をいくボッタクリ値段。
しかし、あの音の誘惑には抗いがたい。
俺も威勢よくパッコンしてやらぁっ!と1本だけ頼むことにしました。
……生ビールが来ました。
みんな持ち込みかよ!!!!!!
メニューをもう一度確認してみても、缶と思われるものはまるで見当たらず。
いやぁ、皆さん準備いいですね、驚きました。
そして、禁止されているはずの持ち込みなのに、あの威勢のいい開けっぷり。
もし私だったら、開けるのをそろ~っと5分くらいかけて、体温で温~くしてしまいそうです。
でもよくよく考えてみると、このような場所なのに生ビールで400円というのは意外に安いような。
う~む、今度から頼んでみようかな……いや、一杯で済む人間ならいざ知らず、私だと席料以上になる数を頼んでしまうでしょうから、「漫喫に酒は無い」と思い込んでおいた方がフトコロ的には無難そうです。
さて、漫画といえば私が再開をずっと心待ちにしていた『新
_黒沢』がとうとう始まってしまいました。
もちろん毎回楽しみにしてはいるのですが……最近の福本先生の凄みを見ていると、ちょっと怖い気持ちもあるのです。
序盤で、「天国」「地獄」「鬼」といった単語が出てきた時は一瞬、まさかのコラボかとも思いましたし。
まあ、アレはアレでちょっと面白いのが悔しいのですが、仮にも麻雀漫画誌である雑誌の表紙を飾るのはどうかとも思います。
ともあれ、読者は期待しつつ続きを待つのみ。
どのような展開になったとしても、私は追っていくつもりです。
…ということで、今日はこの辺で。
ヒロオでした。