『スカイ・ロック・ゲート☆』
世の中、マジしかねえんだよ!
掲載:2013/6/24 10:55
今日は稼働無しなんで、何について書きますかね?
過去ログ『高純増AT機の時代が続きそう』から始まった討論について、さらに何件か感想メールを頂いてますので、それに類する事にしましょうか。
(頂いた感想メールについては、近日中にお返事させて頂きます)
実は、北斗の拳~転生の章~導入日、『新たな世紀末救世主は如何に?』をUPした直後、サイト側から突っ込みが入ったんですよ。
「北斗、100,000台完売しちゃってますよ」と。
その時の流れで、「最近は打ち手のレベルが低くなった」という話になりまして、そこで自分は「レベルの高い打ち手がAT機のシマからいなくなったって事でしょう」と返答したんですが、客量が減少する要因って、実はここにもあると思います。
少し前、ガリぞうさんが、ブログで「最近の稼動傾向は、ジャグをメインにAT&ART機は宵越し等を狙うだけ」といった内容を書いてたんですが、ガリぞうさんクラスの打ち手でも、最近のAT&ART機はまともに攻められないというのは問題でしょう。
まず、パチンコ・パチスロがどんな遊技(ゲーム)なのかを考えて欲しいんですが、これはもう客同士がホールという胴元の中で「勝てる台」を奪い合う遊技です。
「俺は好きな機種を打ちたいから」とか、「あまりガツガツしたくないから」と鉄火場を避け、のんびりと楽しんでいる人もいますが、収支的に負けたいと思っているはずがなく、目の前の台とは確率の勝負をしているはずです。
「予算いくらだから、これが無くなっちゃうと、もう今月はパチンコ・パチスロ出来ないなあ」とか、「あわよくば、儲からないかなあ」とか、とにかく「当たれ(=勝ちたい)!」と思いながら打っているのは間違いないでしょう。
パチンコ屋に通いつめる以上、最終的には負けてしまうのだと、「負け」を受け入れてる人は多いはずですが、打っているその場で「当たるな(=負けたい)!」と思う人はいませんよね?
で、「当たりたい(=勝ちたい)!」と思った時、ネットや紙媒体を調べても、そこには実戦的な事を書く人がいないのです。
完全にいないわけじゃないけど、首都圏等、状況の良い地域から発信される情報は、地方組の自分からすると、環境が違いすぎて全然役に立ちません。
ある機種で「当たりたい(=勝ちたい)!」と思ってネットや紙媒体を調べたら、その機種で勝っている人が実戦記を書いていて、それを参考に立ちまわったら勝てた。そして、実戦記中で語られている、特定状況下でのリールの押し位置を試したら、より楽しめた。
――そんな経験をしたら友人に話をしたくなると思うし、それを聞いた友人も、その方法を実践してみようと思うでしょう。
楽しい思いをした人がホールにリピーターとして、しかも新しい客を連れて帰って来る。
要するに、レベルの高い打ち手がいなくなったAT&ART機のシマでは、そうした良い連鎖が起こりにくくなっているんじゃないかと?
ホールやメーカー側には「そんな勝ちにこだわるような不良客に来てもらっても……」という声もあるでしょうが、そもそも誰も負けたいなんて思ってないんですよ。
それに、設置されてる「勝てる台」には限りがあるし、最近は遊技機のジャンルがパチンコであっても、一見では「勝てる台」と勘違いするような調整がされてます。
ホールに来た以上、お金は落として行ってくれますから、「勝ちにこだわる客はいらない」と言わんばかりの遊技台設計や調整は、自ら客の間口を狭めているようなものじゃないでしょうか?
数日前のマタンゴくんの記事で、「業界が上向きになるためには理想論やキレイ事ってかなり必要」といった発言がありましたが、理想論はともかく、キレイ事が必要なのは監督庁である警察庁に対してのみだと思う。
メーカー、ホール、客の間にはキレイ事なんて必要無い。
もし、キレイ事だけで行けるなら、メーカーの機種PVと、立ち回りに関する事は抜きで「出目だ、演出だ」という切り口から、パチンコ・パチスロの本来のゲーム性とやらをアピールするライターのお先生様方の活躍で、ホールには客があふれかえっているはず。
みんな、マジにならなくちゃいけない。
マジにならずに業界を盛り上げるとか、そんなの絶対無理。
そういう状況に来ていると、自分は思います。