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昨年末、秘宝伝の悲報をお伝えしましたが、今日は黄金騎士の憂鬱をお送りします。
 
現在、SLOT牙狼の中古相場は@91,176円也。
既に稼動は秘宝伝以下という有様ですし、ここまで値段が下がっても出品数に対して25%ほどの問い合わせしかありません。この値段でも売れない可能性が高いという事です。
もはや、黄金騎士も鉄屑ですよね……。
 
 
 
 
こうなると、提灯記事を書いていた太鼓持ちライターさん方の面目は丸潰れでしょうし、BOXで導入していたホールも頭を抱えている事と思います。@420,000円もした機械が秘宝伝に続いてコレでは死活問題と言って良いレベルでしょう。
 
ただ、私的にこれは良い事だと思うし、どうせなら今月末に導入されるミリオンゴッド～ゼウスver.～もコケて貧乏神になってくれないかな? と思っていたりもするんですよね。
ホールが新台入替に頼った営業をするのも、メーカーが波荒なART機ばかり作るのも、全てはエンドユーザーの需要があるからなわけですが、この所の著名なタイトルのコケっぷりを見ていると、ようやく需要が尽き始めたように思えるのです。
 
もう、現行のART機に客はついて来れないんですよ。
波荒で設定が見え難い設計は、不況かつ広告宣伝規制下の市場に合っているとは言えません。
今、市場に求められているのは、エウレカのように終日打ち切っても頭を抱えるような大負けが起こり難いスペック。そして、波荒で「低設定でも万枚」なんて可能性を秘めていたとしても、打っていれば設定丸分かりという、ウルトラマン・ザ・スロットみたいなスペックではないでしょうか?
 
10～20k程度の軍資金ではゲーム性を堪能出来ないまま資金切れになる可能性が高く、ホール側から情報が出ないため設定が入っているかすら分からない――これで楽しめるのは、一体どんな種類のユーザーだよと?
もし、ミリゴ～ゼウスver.～すらコケるような状況になれば、ホールは機械の購入について今以上に慎重になるだろうし、メーカーは機械のクオリティーはもちろん、現在の市場に合ったスペックの開発について真剣に考えるようになるのではないかと思うのです。
 
まあ、多くの業界人やユーザーが期待している機械を、導入前から「コケればいい」なんて言うのは不遜な話ですけどね。皆さんは、どう思いますか?