『スカイ・ロック・ゲート☆』
勇気100倍になれ
掲載:2012/7/29 08:20
土潤溽暑(つち うるおうて むしあつし) ――七十二候では、今の時期をこう言うそうです。
立春とか、雨水、啓蟄といった言葉は皆様、ご存知でしょう。1年を24に区切り、その一つ一つに名前を付けたものを二十四節気と言うんですが、七十二候は、その二十四節気をさらに3区分し、季節の風物を言葉で表現したものです。
この七十二候、江戸時代の天文歴学者「渋川春海」が日本の気候風土に合わせて改定したものですが、こうした季節を楽しむ心をはじめ、昔の人の考える事って本当に粋ですよね。
興味を覚えた方は、「くらしのこよみ アプリ」で検索してみると良いかと思います。
このアプリ、七十二候に従って記事が更新され、時期に合致する節気と候の解説、それにちなんだ俳句や旬の食材等の情報を得る事が出来ます。
記事が更新されると、以前の内容を読むことが出来なくなってしまうんですが、それがまた良し。過ぎて行く季節を惜しむというか、大切に生きなくちゃみたいな気分になるというか、ね?
そんなわけで、今日おすすめする読み物はこれ。
天地明察
前述の江戸時代の天文暦学者「渋川春海」の半生を描いたものです。
著者は「マルドゥック・スクランブル 」「蒼穹のファフナー」の冲方丁。
今までのワークとは、かけ離れた作品ですが、斬り合いも忍術合戦もない、この時代劇が面白い。「本屋大賞受賞作」なので、そこの所は折り紙つき。
挫折しても、挫折しても、何度だって立ち上がる算術オタクの姿は感動的で、自分など読んでる最中にパタリと本を閉じてストレッチを始めてしまったくらいです。
頑張ろうって気になるので、何かに挫折しかかっている人にこそ、読んでもらいたい作品だなと。
秋には岡田准一主演で映画が公開されますし、安価な文庫版も出たので、読み頃かと思いますよ。
映画前売り券
こんな時にホールに行くなんて、無駄、無駄。
ロクでもないホール状況が続く昨今、お盆前にはきっと打つ機会があるはずなので、無理せず勝負の時まで資金と体力を温存しときたいもんです。
オリンピックだって始まった事だし、ね?