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ジュブナイル(JUVENILE)―中学時代、散々小説を読みあさっていた自分には馴染みだった言葉ですが、この意味が分かる5号機世代はいないんじゃないでしょうか?
 
小説のジャンルを示す言葉で、「若年層向け」と言う意味なんですが、現在ではライトノベル――ラノベに置き換わっているので、ほぼ死語なのです。
 
ともかく、分かりましたよ。
 
 

 魔王 JUVENILE REMIX
 
 
 
何で「Waltz」が「魔王」のスピンオフ作品なのかピンと来なかったんですが、漫画版では中に「グラスホッパー」も入ってるんですね。
いや、「グラスホッパー」の世界に「魔王」を放り込んだという感じか――。
 
最終巻に寄せられた、伊坂幸太郎のあとがきを読んで、更に色々納得。
こんだけの仕事を見せられちゃ、新たに原作を託したくもなるでしょう。
半端なくアレンジされてるんですが、ぶっちゃけ原作より面白いんで……。
 
 

 バジリスク-甲賀忍法帖-
 
 
 
この版権は皆さんもご存知だと思います。
「バジリスク」は漫画読みの間では、「原作に忠実な漫画化が一番面白い」と明言した作品という事になってるんですが、「魔王 JUVENILE REMIX」は正にその対極の仕事と言って良いかと?
 
こういう仕事を見ると、現在タイアップ全盛のパチ・スロ事情について考えちゃいますよねえ。
どこも、やってる事、芸無さすぎみたいな……。
 
無論、例外はいくつかありますけどね。
例えば、初代牙狼。
暗黒騎士キバによって、魔界に連れ去られたカオル。
次々と現れるホラーを倒しながら、魔界の奥深く進んで行く鋼牙。
やがて……と、大当り中に、パチンコならではのストーリーがしっかりと盛り込まれているわけですよ。
 
何かもう、良いもの作れっつうか、良いもの作ってくれるなら、遊技台の価格は100万でもいいんじゃないかって気がして来るんですけど、どうでしょう……?
 
 
 
●文中敬称略m(_ _)m