『スカイ・ロック・ゲート☆』
BTOOOM!
掲載:2012/5/19 06:20
やっと、読者さんにおススメされた本を見つけました。
BTOOOM!
自地区にあるネカフェ3軒中、3軒目でようやくHITとか、我ながら引き悪いよなと。
まあ、自分の引きはどうでも良いですね。
とにかく、「BTOOOM!」
自分の趣味・嗜好に共感してくれた読者さんからのおススメだけあって、色々な意味で面白かったです。
南海の孤島で繰り広げられるリアル・ボンバーマン――要するに殺人ゲーム。
描かれているのは、非日常的な環境における人間の行動と、極限状態での心理戦ってやつです。
ちなみに、同じ方向性の作品を挙げると「GANTZ」
ニートでネトゲ廃人の主人公が非人道的な戦いの中で、人間性を取り戻して行くという展開にも共通するものがあります。
ただ、敵は同じ人間であり、登場する兵器も高性能な爆弾のみなので、世界観は「GANTZ」よりずっと現実に近いんですが――。
で、色々な意味で面白いと言ったのはここ。
作者は前述の事柄を描くために、物語の舞台設定をかなり安直に済ませてしまっているのですね。このまま行くと、ラストはかなり陳腐なものになるのではないかと……。
作者の腕の見せ所ですな。
こういう意地の悪い期待は、是非とも裏切って頂きたい所です。
今後の展開が楽しみだ。
この作品を紹介してくれた
【きゅっきゅさん】ありがとうございました。
そうそう、これは余談なんですが、今ネカフェのブースって、法改正により通路から中が丸見えになってるんですよ。
入口はアクリル板
法改正の意図は健全性の維持って事でしょうが、こうした、業界に一切携わっていない人が悦に入るだけの法改正って、経営者や利用客にとっては迷惑なだけなんですよね。
こんな、しょうもない事を言い出すのは、一体どこの部外者様だと――!?
部外者の意見が尊重されるとか、本当に不思議な国だよなあ。