『スカイ・ロック・ゲート☆』
MANIブログ作法研究報告書・Ⅱ
掲載:2012/5/9 00:35
勝手に始めたこの企画。
一般読者の需要は、ほぼ無いと思われますが、ブロガーおよび、ブロガー志望者には読んで頂きたいと思います。
さて、ブログ閲覧数を上げる上で必要な文章力――これが学生時代の国語の成績と比例するわけじゃない事をご存知でしょうか?
もちろん、国語の成績が良いに越した事はないんですが、学校の授業は文章技術を教える事を目的にしていません。
そのため、学生時代国語は常に「5」だったという優等生でも、人を引きつけるような文章が書けるとは限らないのです。
むしろ、教科書しか読んだ事が無い優等生より、国語は「3」だけど、ラノベを年間200冊読んでた活字中毒者の方が強い文章を書けると思います。
要するに
「文章力は読書量に比例するのです」
もし、あなたが漫画家になろうと思ったら、好きな作家の絵を模写する事から始めるでしょう。
文章もそれと同じです。
様々な作家の作品に触れて、言い回しや語彙などプロの技術を盗みましょう。
「様々な」という所がポイントですね。一人からパクると、すぐにバレますんで……。
では、ここでちょっと文章作法について触れておきます。
ネットって特殊な環境なんですよ。例えば「書き出しや改行した時は、文頭を1字分空ける」という基本的な作法――これをやると携帯の画面では半端なく見難くなるのですね。
特に当サイトはカタカナや英数字が自動的に半角に変換されてしまうので、文字のピッチが合わなくなり、QRコードを眺めているような気分になる事もしばしば……。
なので、当サイトにおける文章作法は、執筆者各個人毎のセンスで読者が見やすいと思われる体裁にまとめているわけです。
たまに出て来る、「改行しすぎ」「文字を詰めすぎ」という苦情は対応が難しいですね。本来の基準であるべき作法が役に立ちませんので……。
しかし
「文章作法とは、自らの意見や主張を伝えるための約束事」
顔文字のようなメール的表現を盛り込んだとしても、最低限の作法はわきまえておきたいものです。
ちゃんと(、。)句読点を使う。会話で(「 」)鉤括弧を使う時は改行する。
安直な擬音を多用しない。
(・)中黒は名詞を列挙する際に用いる。沈黙や余韻を表現したいなら(…)三点リーダー。これは、2つ繋げて使うのが一般的などなど。
誤字・脱字に気を遣うのは当然です。
読者さんは読む度に引っ掛かってイライラしますから。
とりあえず、エウ゛ァはエウ゛ァ。エバでもエバァでもありません。略称とは言え、固有名詞の表記を間違って開き直るとか、そりゃもう言語道断ですよ。
それでいいなら、俺はもうBASSさんって呼ぶよみたいな?
(BOSSさん、スイマセン。ネタでやっている事は重々承知してますので……)
なお、余談ながら、(笑)とか(怒)という表現。
以前、コラムで高木MAXさんが「最低の表現」といった話をしておられましたが、どうやら本当にそうみたいです。一般的なメディアでは「物書きのくせに、感情を文章で表現する気が無いやつ」と評価されてしまうそうな。
また、顔文字についても同様で、「そんなに絵を描きたいなら、物書きヤメて漫画家になれば?」と言われてしまうとか……。
このサイトはそうした事に寛容だし、ましてここはブログなので、顔文字などの使用は各自の判断で自由にやってもらって構わないとは思うんですけどね。
読者さんの感想メールも同様です。
ただ、更なるステップアップを考えているブロガーは、この事を心に留めておく必要があると思います。
それでは、最後に更新の労力の省き方に行きましょう。
私的に一番良いと思っているのは、PCで打って携帯に送信。携帯上で推敲とデコメへの加工を一気にやってしまうというもの。
台の空き待ち等、時間が余った際に書いたりもするので、携帯から直でUPする方が実際は多いんですけどね。
稼働データは掲載するための雛形を携帯の中に作っておきましょう。使う際は雛形をコピペして、必要な箇所に数字を入れれば良いだけにしておきます。
と言うか、手を抜くなら画像を数枚入れて、文章は芸能人ばりの5行ブログというのが一番楽だったりするんですけどね。
でも、それでは誰も認めてくれません。芸能人は文筆業以外のジャンルで認められているから、そんな体裁でしょうもない事を書いても許されるわけですよ。
多忙なサラリーマンの方が毎日更新しようと思ったら、こうした方法論も止むなしとは思いますが、やるならせめて週一くらいで当サイトのコアなファンが満足するような記事を書く必要があると思います。
何せ、我々は「馬の骨」なんで……。
さて、簡単ではありますが、二回に渡ってMANIブログ4年の経験から感じた、心構えや作法について語らせてもらいました。
実際にブログを始めてみると意外に面倒だわ、閲覧数は上がらないわ、普通の読者さんからキツイ意見が来たり、残念な読者さんには絡まれたりするわで、心がポキポキに折れまくるんですけど、公の場で何かやりたいと思った初心を大切にしましょう。
何も成さないまま消えて行くのは悲しいし、勿体ない。
せっかくブロガーになったんだから何かやろうよと、自分はそう思います。
では、この記事が誰かのモチベーション復活に繋がる事を願いつつ、明日からは稼働日記に戻ります。
G.W後の開け返しとかあるのかなあ……。