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【まっち棒500R】
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『冒険人生。2』
ミニミニ現代パチンコパチスロ小説
掲載:2008/3/4 23:25

第二章 「出会い」

ホールスタッフの「信太郎」は、22歳になったばかり。
信太郎は、高校を卒業後、フリーターの道を選んだ。

進学するにも学力が無かったし、経済的にも決して恵まれていなかった。
1クラス35人、クラス成績は22番~26番を行ったり来たり。
20位以内に入ることは稀であった。

高校を卒業したら、どこかの企業で就職して、ごく普通の暮らしが待っているものだと、常日頃から思っていた。

しかし、現実は厳しかった。
学力にしろ、就職にしろ、競争から外れた者の宿命を背負わざるを得なかった。

信太郎の生活は、どこまでいっても上がることの無い、時給850円の呪縛から、ナカナカ解かれることができなかった。

ガソリンスタンド、ファミレス、コンビニ、夜間清掃員etcと、職を転々としていた。

そんな信太郎が20歳になった冬、地元で成人式に参加したときのこと。
共に参加していた友人の和弘から、こう切り出された。

和弘:「お前、一生フリーターやるのか?」

信太郎:「いや、よく解らねぇな。社員とかでも働きたいけど、そもそも働く意味も解んねぇんだ」

和弘:「働く意味って、お前・・・そりゃ、夢とか希望とかあるだろ」

信太郎:「夢とか希望とか、具体的な目標なんて、無ぇなぁ・・・」

和弘:「ぶっちゃけ、俺も郵便局員だろ?毎日、ハガキと封筒と睨めっこなんだよ。」
「周りの先輩は、バイクで使うサングラスをレイバンにするとか、ローデンストックにするとかの話題くらいしか無くてなぁ」

信太郎:「でも、仕事が安定しているのは、羨ましいよ」

和弘:「なんだか、暗い話題になっちまうな。ま、この話題は止めとこうぜ!」

信太郎:「そうだな~、でも、俺も20歳だから、少しは真剣に考えるよ!」
「まぁ、就職決まったら、すぐお前に連絡するさ」


信太郎は、和弘の気持ちが素直に、嬉しかった。
こんな時代、フリーターでは、今は良くても、いずれ行き詰まることは解っていた。

そんな折、近所の商店街の中にある、ひときわ大きいお店の人材募集広告に目が止まる。
【時給1450円~ 未経験大歓迎】
【交通費全額支給・昇給制度有り】

850円から、いきなりの600円アップだ。
信太郎は、考える余地もなく、翌日にはそのお店の面接に足を運んだ。

そう、信太郎が今も働くパチンコ店「ロッキー12号店」だ。


信太郎は、この「ロッキー12号店」で、運命的な女性と出会うことになる。
背は、グッと小さく、栗色の長い髪を二つに束ね、パッチリとした目をしている可愛らしい女性、「彩香」だ。

彩香は信太郎よりも二つ年上だが、その愛くるしい笑顔と、にじみ出る優しさに、信太郎は、心から惹かれてしまった。

信太郎は、彩香と仕事をしているだけで、嬉しかった。
食事時間や休憩時間に、他愛もない会話をしているだけでも、幸せを感じた。

そんなある日、遅番を終えた信太郎は、帰宅途中のコンビニの前で、携帯電話を片手に、泣きじゃくっている彩香を見つけた。

心配になった信太郎は、声をかけようと近づいたそのとき!

「おい!彩香!! 何泣いてんだ。終わりにしようと言っただろう!」
男の怒声が響いた。

男の怒声に驚いた信太郎は、近くの車の陰に身を潜めた。

しかし、信太郎は、その男の怒声に、自分の耳を疑った・・・。
その怒声は、信太郎が毎日、耳にしていたからだ。

男は、ゆっくりと彩香に近づく・・・。

信太郎は、男の姿を見て、驚愕した。

男は、店長の「吉田」だったのだ!!



・・・・・・続く



※※この小説は、オリジナルです。事実や架空や捏造や自己満足を織り交ぜておりま
す。
織り交ぜておいて言うのも変ですが、実在する名称等とは一切関係ございませ
ん。
ブログで書くことじゃねーよと言われそうですが、まぁまぁまぁ^^;


【書き終えて、自己採点】
一回ポッキリのネタブログにしようかと思ってたのに、読者様から、小説どうなった?って、ツッコミで・・・

そして何か、どっかで聞いたことがあるような、無いようなストーリー展開^^;
しかも、続くにしちゃったョ・・・

とにもかくにも、続かせちゃったので、次週をお楽しみに!><

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