『スカイ・ロック・ゲート☆』
銀の匙
掲載:2012/1/6 12:35
昨日あたりから客量は減少傾向。
今年は曜日の並びが悪いので、お正月休みを終えて平常に戻って行く方も多いのでしょう。
そのため、今日は昨日以上の大苦戦でした。
日中は1台も拾えず、夜の下見でようやく
エウ゛ァ-真実-を2台ばかり……。
はい、閉塞感たっぷりですね。
こんな話題にばかり振っていると気が滅入るので、昨今の読書ネタでも。
銀の匙 Silver Spoon
『鋼の錬金術師』の作者、荒川弘の最新作です。
直接ネタにした事は無いものの、確率論関連の記事を書く度、作中に出て来るホムンクルス――グリードの台詞
「ありえない、なんて事はありえない」を引用してた事でお気づきの読者さんも多かったと思いますが、読んでおりましたよしっかりと!
で、
『銀の匙』これは作者買いで手にした1冊です。
進学校からわけありで、大蝦夷農業高校に入学した主人公――八軒勇吾の視点から見る農業が面白い!
つうか、美味しい?辛い?切ない?
八軒くんは色んな事に正面からぶつかって悩む性格ですから、つい一緒になって考えちゃうわけです。
今も学校の食用の豚に名前つけちゃって、もやもやしてるし……。
その豚、食べ物になっちゃうんだよ?
出荷するまでに気持ちの整理つけられるのと?
で、とうとう先生に「この豚買います!」と言っちゃうんですが、買うのは生きた豚じゃなくて肉になった豚!?
おいおい、八軒くん。その心は?
そうこうしているうちに、出荷された豚が生き物から食べ物になって帰って来るし、八軒くん、どう気持ちの整理つけたのよ――?
という所で次号休載。
作者が育児中のため頻繁に連載が途切れるのです。
うう、色んな意味でじれったい。
でも、当たり前と思い見過ごして来た事に、改めて悩んでみるのも悪くないと思います。
とりあえず自分、ご飯をありがたく頂けるようになりましたから――。
『鋼の錬金術師』で語られていた「等価交換」「一は全、全は一」といった概念の原点にも触れられる作品ですし、ハガレン好きだった人は読んでみると良いかもです。
●文中敬称略m(_ _)m