『酒と涙と本とパチスロ』
とある酒飲みの習性
掲載:2011/11/26 19:15
皆様、お疲れ様です。
ヒロオです。
なくて七癖と申しますように、人にはないように思っていても癖や習性というものがあるもの。
私は飲んだくれですから、やはり酒に関する性癖・習性が認識しているだけでいくつかあります。
今回は、そんな私の習性についての話をひとつしようかと思います。
私には外食をしているときに、「
メニュー表をやたら見たがる」という習性があります。
これは、どちらかと言えば居酒屋などの酒を飲むのが当たり前な店より、酒を飲まないことが多い食事中心の店、若しくは車で来店している時などの酒を飲めない時に主に行われ、さらに食べるものに迷ってそうしているのではなく、既に注文を終えてから発動する習性です。
これが何をしているのか…と言いますと、「もし、ここで酒を飲んだら、どれを肴にしてどのように飲み進めていくか」ということを頭の中で延々とシミュレートしているのです。
例えばそれが牛丼屋なら。
まず、酒はビールしかないので、飲み物はビールで確定。
つまみは、牛丼屋ならやはりサラダは外せない……が、ここなら『食べラー・メンマ』という手もある。
いやいや、意表をついて『牛丼light』という手も……いや、それではコストパフォーマンスが悪すぎる。
やはりメンマ→ビール→サラダ→ビールという流れが正しいのではないか?
……待て、それでビールのリミット本数である二本で本当に足りるのか?
駆け付けで一杯、メンマで一杯飲んだら一本が空。その後にサラダと一緒に……なんてやってたら二本なんてあっという間になくなってしまう。
ならばここはリミッターカットして……!!
(リミッターカット→牛丼屋でビールをリミット本数まで飲み、次の牛丼屋に行くこと。私の勝手な呼び方です。)
…などということを延々と頭で考えながら、現実には酒など一滴も飲まず、ネギ玉牛丼大盛りを食べているのです。
ちなみに、私は実際、なか卯でリミットまで→なか卯でリミットまで→すき家でリミットまで……とリミッターカットして回ったことがあります。
文章にしてみると改めて思いますが、救いようがない馬鹿とは私のことですね。
さらにこれがラーメン屋なら。
ラーメン屋といえば、餃子にビールが基本にして至高。
…が、この組み合わせの最大の弱点は、餃子が焼け上がるまでに時間を要するということ。
つまり、「餃子とビール」と注文すると、大体がビールが先に出て餃子は後に出てくることになり、餃子がくるまでビールを飲むのを待つか、素ビールで…ということになります。
素ビールも悪くはないですが、「せっかく飲むんだったら、素ビールじゃ味気ないって」と班長の腰巾着・沼川さんも仰ってますし。
で、この問題を避けるために考えられることは、第一には餃子を先に注文してビールを後に注文する、または注文時に「ビールは餃子と一緒に」とお願いすること。第二には、ビールと餃子以外に何かをつまみとして注文すること。
第一案の方が色々な意味で正しいような気もするけど、私としては正直、餃子が焼けるまで飲むのを待っていられる自信がない。
それでは第二案を採用するとして、すぐに出そうなつまみは……などと延々と考えながら、実際には一滴も飲まずに税込み304円の中華そばを食べています。
何故このような習性が私にはあるのか、私にも正確にはわかりかねますが、人は好きなものには持ちうる最大限の妄想力を発揮しやすいものですし、そこに障害があれば尚更妄想力に拍車がかかるものです。
要は、妄想するほど私が酒好きだということが主な要因かなとは考えています。
つまり、遠距離恋愛ほど燃えるというのと同じ理屈ですね。
…全っ然次元が違いますね、すいません。
しかしながら、この習性はあまり派手に行うと店員さんに「ご注文ですか?(ニコッ」と訊かれてしまう可能性を持つ諸刃の剣。
あまり店員さんに無駄な気遣いをさせてしまうのも申し訳ないですから、可能な限り気付かれないようにするのが肝です。
さすがに、「今、シミュレーション中です。」と答えるわけにもいきませんし……。
ということで、……え~っと私は何を言いたかったんでしたっけ?
多分、「人間は妄想力が命」ということですね(違)
久しぶりに欲望に任せて書いてみたら、なんだかよくわからない方向に進んでしまいました。
これ以上書くと余計訳わからないことになりそうなので、今日はこの辺にしておきます。
それではまた!!