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次の日の朝

ダイちゃんとパチンコ屋にならんだ


昔、カラオケオールの帰りに朝からパチンコ屋にならんでる人を何度か見て


こんな朝からパチンコでならんで大丈夫か～?

と心の中で馬鹿にしてたことがあった


いや…
こういうのがあるんだったのか?

ダラダラ 毎回
寝ないでカラオケオールしてる俺のほうが…


駄目じゃんか!と思った


俺
「昨日はあれからどうやった?」

ダイちゃん
「駄目だった。全部のまれた」

俺
「まじで?いや～思ったんだけど、友達がスロットってが設定があるっていってたはずなんよね。設定がいいほど出るって。だからさ!朝から当たるように仕込んだ台って設定を高くしないやろ?普通に考えて…。
だってさ!当たったコインからそのままずっとでたら店は嫌じゃない?
てことは、どうでもいい台を当たるようにしてるんやない?」


ダイちゃん
「んー。」


俺
「だから当ててからちょっと回してすぐ帰るのがベストよ!だからそーしよー!」

ダイちゃん
「そうか。じゃーわかった。」



素人なりの俺の考えだった。朝からならんだ努力分は持って帰りたい。競って台をとるわけだし。結局千円負けなら意味がないからだった


俺「昨日より人が増えてるじゃん」



ダイちゃん
「とれたらいいけど…。」


時間がせまるにつれ
ドキドキしてくる

このドキドキは嫌なドキドキ…。運動会の徒競走の前のようなドキドキ…。


しかし
金がかかるならば負けれねー!

とる!

開始時間がきた

店員がゆっくりとドアをあけた瞬間


大人数がはいっていく



ちょ!押すなよ!


と思いつつも
自分は必死!


ダダダダ…


?!


あれ?!



あれ?


ないない ないない


違う機種は?
違う機種を探そう!




ダイちゃんが気になり
振り返ると




!!!





こけかけてるしー!
何してんだ!

ダイちゃんは押されてバランスを崩して右手をついていた



と とりあえず

探すのが先や!

ダダダダ…



来来悟空ない

大花火ない

他の機種は?!






ない!
七揃いないじゃん!

俺
「ダイちゃん!7揃いあった?」

ダイちゃん
「いや、なかった。」


相変わらず ダイちゃんは慌てる事もなくマイペースだった


俺
「うわ～マジか～!なくなったん?え～!やっぱりなくなったん?うそー!」


ダイちゃん
「なくなったんやないかね?人が多いし。まぁ…こういうこともあるよ。」


俺
「うわ～。最悪や～。朝からならんだのにー。」



朝から7揃いがなかった。せっかく毎日 勝てる計画だったのに…。


俺
「最悪や…。と…とりあえずさ!もしかしたら今日だけないんかもしれないし。明日、もう一回行こう…。」


ダイちゃん
「わかった。」

自分も一人でいくより二人で行きたい。待つ間も一人より二人でいって話していた方が時間もはやく感じるし、気持ちがラクだったからだ






そして
翌日の朝
またダイちゃんと列んだ




しかし
7揃いはなかった
さすがに明日またダイちゃんといくわけにもいかない。ダイちゃんの性格上行くわけがない


終わった…。

毎日いって毎日勝つという俺の作戦が終わった



くそー!
一日しかとれんかったし!




もっと早く気づいておけば!
と思いつつも


仕方ない

と諦めるしかなかった



続く