『目指せ!人生設定6!』
ロンリー人生⑰決断
掲載:2011/10/14 10:30
ユキ
「わかってるけど…。」
俺「今日、きちんと帰るからそれまで待ってて。頼むから!本当に今は大事なんよ。」
トイレでユキに今はとりあえず家をでるのを待ってくれと10分以上かけて説得した
なんでこんなタイミングでかかるん…
友達が「一緒に仕事をする」
っていったと同時にユキが家をでるなんて…どんなタイミングだよ…
本当に話しを聞いてもらうまでもっていくのも大変だし、この友達から仕事もうまくいくかもしれない
この友達は友達も多いし行動力もある。一緒にすると二人ともうまくいく可能性は高い
今が一番大事な時
俺は急いで二人の待つ席に戻った
シマ
「あのね、リョウが全然来ないから友達やめるって…」
俺
「は?ちょっと…。ごめん。大事な電話があって…。」
男友達
「おまえ全然、席に戻らないしもうやめたよ。気が変わったから。」
俺
「えっ…。ちょっと、ちょっと待ってよ!」
男友達
「もう決めたからさ!」
確かに…確かに自分が『やる』という言葉を聞いて余裕ができて安心していた。
しかも、このタイミングでユキが家からでるという電話…。
俺は何度も友達を説得したが友達は『やる』とは絶対言わなかった
結局どうしても無理で友達と別れファミレスをあとにした
俺
「シマごめん…。彼女が浮気して家をでるだの電話かかってきて…。それに『やる』って言われたから余裕ができてたのも思う。」
シマ
「でもあれはいけんよ。マジで…。」
せっかくシマも頑張って説明してくれたのに…。なんで、なんであのタイミングでかかるかな…
はぁ……
長い道のりをシマと車で帰った。次はユキとの話が待っている…
俺は家に帰り1時間ユキと話した。正直に俺の友達、いや…俺の知人と浮気をしたのはショックだった
自分も仕事、仕事で夜に遅く帰ることもあったのもあったのもあるし…今後ユキはそういう事 はないかもしれないし…
1時間くらい話して今まで通り一緒に住むことになった
自分で、あのタイミングの事を考えた
普通、あのタイミングであんな状況にならない
しかし
俺は結果的に電話を優先したわけだ。最初から電話をかけ直さなくてもよかった
つまり
仕事か彼女の
『二者択一』
といっても過言ではない
俺は結果的にユキを選んだことになる。人脈の多い友達だったから仕事が軌道にのるチャンスだった
逃がした魚は大きい
決めた…
やめる!!!
仕事をやめる!!
ここで選ばなかった俺が悪い!
電話にでた俺が悪い!
それに最初は凄い仕事と思ってやってきた。しかしネットワークビジネスを全く知らない自分は次第に気づいていった。
これは
誰かが金儲けの為に考えたプランだと…。
結局、自分が頑張っても上が儲かる…
会社になるなんて嘘だ…
それに
二十歳以上しかできなく
二十歳じゃない人間に興味なくなっている自分にも嫌気がさしつつあった
会話の裏にも『仕事に誘いたい』がある
純粋に人と接してきた自分が変わりつつあり嫌になってきた
やめる!!もういぃ!
結果的に俺は仕事と恋愛で恋愛をとったんだ!あの時、仕事を選んで電話をせず最後まで話してOKとれれば波にのり人生さえ変わってきたかもしれない!
それを逃した!神の選択?!
そして俺は仕事をやめた
本当にその日から全く仕事をしなくなった。ローンと商品だけが残った
続く