『目指せ!人生設定6!』
ロンリー人生⑧決断のとき
掲載:2011/10/5 09:20
俺
「元気っちゃ元気よやけど…。相変わらずよ。」
シマ
「ちょっとさ~時間とってよ!話ししよーや。どうせ暇やろ?」
シマは明るく笑いながら言うから、『どうせ暇やろ』に嫌味は全くない。
俺
「どうせ暇ですよー。」
シマ
「ならナオさん家に来て。待ってるから!」
俺
「わかったよ。じゃあ行ってみるよ。」
俺はナオさんの家にいった。
ガチャ
俺
「お邪魔します。」
相変わらず部屋は散らかっていた
ナオ
「はいはーい!リョウチン!元気?あがってあがって!」
俺
「あっ、はい。」
相変わらずナオさんは元気だった。ナオさんもシマも明るくて人見知りしない。てか、ナオさんからいきなりリョウチンと呼ばれてる。
シマ
「リョウくーん!久しぶり!元気?」
俺
「久しぶり~ってさっき言ったやん!元気…。ん」
シマ
「あっ、そうやったね!」
もちろんここにきたという意味は仕事の話。自分も聞く耳があるからきた。
シマ
「あれから考えた?一緒にしよーよ!」
俺
「そうやね。考えたけど…」
自分の中では30%くらいだった。商品は欲しいし、仕事としてしてみたいが……高い…。
ナオさん
「とりあえずちょっと説明するよ。」
そして前回の内容を簡単に言って、二人が仕事を一緒にするようにすすめてくる。
ナオさん
「あのね、人ってのはだいたい一年みれば一年後がわかる。だからね、これまでの一年間がわかれば来年の一年間がわかる。」
俺
「はい…。」
ナオさん
「この一年間どうだった?何か変わらないと、今からの一年も変わらないよ。」
俺
「……。」
そうや。確かにそうや…。
このままじゃ何も変わらない。
何かを変えなければ、ずっとホームレス。
このまま…。
このナオさんの言葉が心に響く。
ナオさん
「俺はDJしてるからレコードが山ほど欲しい。これをてはじめた聞いた時、悩んだけどチャンスかもしれないと思ったからはじめた。」
確かにナオさんもシマも今ね俺みたいに悩んだわけだ。
でも今は明るくしてる。
シマ
「あのね、やってみて駄目なら戻ればいい。」
俺
「…。」
シマ
「とりあえずやってみて、駄目なら今まで通りの環境に戻ればいんよ。本当に一生懸命して結果がでないなら全額返すし。」
やってみて駄目なら、戻ればいい。
単純な言葉だが心に響いた。
確かに、そうだ。
駄目なら今まで通りの生活をすればいい。でも、何かやらなければずっと変わらない。
気持ちが………傾いた。
本当にそうだ!
これで人生が変わるかもしれないんなら、やるだけやってみるべきだ!
ナオさん
「本当に、ここに住んでいいから!」
よく考えた
確か一ヶ月一万円のローンができる。
そして住んでいいなら家賃は、いらない。
これって、四万円で一人暮らし をするのより一万円で住ませてもらった方が安い。
先輩と住むのは気を使うかもしれないけど…
今の俺には、やったほうがいんじゃないか?
今が普通以下なんだし。
健康、家、希望、仲間が手に入る…
シマ
「一緒に頑張ろーよ!」
決めた!やろう!
やらなきゃ変わらない!
やるしかない!
俺
「ナオサン、シマ、やろうと思います。」
ナオサン
「本当?よし!リョウチン頑張やるしか
やるしかないだろ
このままずっとホームレスするわけにもいかない
現状が普通以下だし
決めた
やる
続く