『目指せ!人生設定6!』
ロンリー人生⑥仕事内容
掲載:2011/10/3 07:35
六畳くらいの部屋に散らかった服とベッドにテレビ
それにDJの器材があった。
男
「とりあえず汚いけど座ってー。」
俺
「あっ、はい…。」
無精髭をはやし眉毛がボサボサだけど顔は綺麗な顔をしてる。
なんかニコニコして妙にテンション高い。
シマ
「先輩のナオさんね。」
ナオさん
「いや~リョウくんだっけ?ちょっと話に聞いたけど外で寝てるの?」
俺
「そうですねー。家がなくて外で寝てます。ちょっとキツイですけど…。」
ナオさん
「本当に外で寝てるんやね。いやー凄いねー。」
と軽く雑談した後に
ナオさん「シマから聞いたと思うけど仕事の話していいかね?」
俺
「はい。大丈夫ですよ。」
とりあえず聞くしかない
ナオさんは、白い紙とボールペンをとりだした。
ナオさんは紙に『予防』と書いた。
ナオさん
「俺達は、今『予防』をテーマにした仕事をしてる。予防って未然に防ぐことね。」
俺
「あ…はい」
ナオさん
「海外では、当たり前になってきてる。夜中の筋トレの通販とかよくあるやろ?日本には、まだ予防が浸透してない。」
俺
「はい…。」
ナオさん
「海外には保険がなくて、全部自費。だから予防をきちんとしてる。日本は逆、病気になれば病院にいく。でも保険も二割から三割になったやろ?このままいくと保険もなくなるかもしれない。」
俺
「はい…。」
ナオさんは納得するような内容をドンドン話していった。俺は 聴き入っていった。
ナオさん
「だから、日本も病気になって病院にいくのじゃなくて、予防をしましょうって話!!
俺
「はい…。」
ナオさん
「そしてね、国が何十億とかけて研究したものがある、それが『キチン・キトサン』これは凄い発見で体の悪いものをだしたりする。キトサン知ってる?」
俺
「いえ…はじめて聞きました。」
ナオさん
「このキトサンは凄い物で、体の悪いものをだしたり、免疫力もつけたりする。」
俺
「はい…。」
ナオさん
「これをメインとした予防の話。俺達は今、日本に予防産業という新しい事を広げて確立していこうとしている。凄い事なんよ!」
俺
「は、はい…。」
なんか凄い凄い言われたら、凄く感じる。確かに保険もあがってる…。
シマ
「ね?凄いでしょ。」
俺
「あっ、う…うん。」
そしてキトサンから、大腸にいい商品に美容にいい商品の説明などされた。
約40分間話をきいた。
話の内容が綺麗にまとまってるし。
実際、こんな生活してるし大学時代に酒で無茶してて、心配で胃カメラもしたことがある…。
自分は結構、心配性…。
ナオさん
「で!この商品を買うのと広げていくのに…
30万 かかる」
俺
「さ…さんじゅうまん?そんな…そんな金ないですよ。」
ナオさん
「ローンで月1万でもできるよ。」
そう聞くといけそうな気がするもんだ…。でもこの商品も欲しい…。実際こんな日々が続くと気持ち的にもまいるし体もボロボロじゃないんかとか思う…。体の検査をしたかったくらいだし。でも、高い…。
ナオさん
「なんならね!ここ住んでもいいよ!」
俺
「す……住む?」
心が少し傾いた。
会って1時間…知らない男だった人が『住んでいい』なんて…
続く