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【ロンリー】
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『目指せ!人生設定6!』
ロンリー人生②ホームレス
掲載:2011/9/29 09:50

俺は四年前に大学のために地元から離れ福岡にきた。


一人で県外に住む。

それは本当に大変だった。
友達もいない
知らない土地
ホームシック


そこから大学やバイト等で友達も増えてこの土地にも慣れていった 。


しかし、毎月の仕送りが三万円 そこから食費、交通費、ガス、水道、電気、とやっていけるわけがなかった。


アルバイトを少ししても生活は苦しかった。


電気を止められた事がある。


もちろん水道がとめられた。


長いときには数ヶ月、何かが止められていた。




でも、親に
『お金がないから振り込んで』
とは言わなかった。



小さい頃からずっと
『家は、お金がない』
と育てられた。



昔、テレビがNHK2局を含めて3局しかうつらなくて、『これじゃ学校の話題にもついていけない。どうにかしてよ』と言い続けても『昔、台風でアンテナが壊れたからね』で終わった。


小遣いは、もちろんなくて
お年玉は『貯金しなさい。貯金しなさい』と言われたから全て貯金。



一度、生活が苦しいから小学から高校までのお年玉の俺の貯金どうなった?と聞いたら『大学入試で全部使ったいね』と言われて終わり。



だからお金がないから親に『振り込んでくれ』と言うのはなかった。

だから食べる物がなくて毎日空腹…。して気付けば体重が6キロやせていた事もある…。


ダイエットなんかしてない!
アブフレックスも!
痩せる石鹸も!
ジム通いも何もしてない!




食べ物なくて、一週間スパゲティーだったことがあったが、スパゲティーの麺を茹でて、ふりかけ や お茶漬けの素 など味付けを変えて食べたりした。


人間って、一週間同じものを食べるとイライラしてくることもわかった。


貧乏生活の中にも、友達と安く飲みながらコミュニケーションだけは大切にして楽しく過ごした。

そして大学四年の頃、貧乏なりに友達を部屋にあげて楽しく過ごしてたんだけど、俺のアパートに住んでる隣りの部屋ではなく隣りの一軒家から苦情がきた。


『うるさい!!』とドアを蹴られた。


それから、少し音楽を聴いても過剰に反応して怒鳴られる日々だった。そんな日々が続き、こっちがこの部屋にいるのが嫌になってきた。結局、相手は大家に苦情を言い…大家からも言われた結果…。

俺は部屋をでることにした。



実家の田舎に帰るように親に言われたが


しかし

俺は、地元には帰りたくなかった。
地元より都会だし四年かけて友達も増えた。最初の一年は友達作るにも本当に苦労をした。やっとこの土地に居場所を見つけた。

だからこの土地で暮らしたいという気持ちが非常に強かった。

俺はバッグとギターを持ちホームレスになった。


自業自得と言えば自業自得…。


でもどうしてもここにいたい…。絶対に地元に帰りたくなかった。

実は、部屋をでる前に男女問わず七人くらいに一緒に住もうと声をかけたが駄目だった。


なぜ一緒に住むのに声をかけたかというと、やはり家賃4万を一人ではらうのはキツイから共同生活でも何でもいいからこの土地にいたかったからだ。

でも結局、相手は見つからず外での生活がはじまってしまった。



しかし、外での生活の中に小さな光がみえた。



友達が紹介してくれた女の子とメールをしていた。


会ったことも話したこともないが、この生活を脱出したい為に 唐突だが『一緒に住もうよ』とメールした。


すると
『私も住む所をさがしてる所』
と返事がきた。


話しは進み
二人は家を探すために不動産屋で待ち合わせをした。



しかし不動産に一緒にいく約束の前日まで、連絡がとれていたのに全く返事がこなくなり不動産屋にいくのをドタキャンされた。



途方に暮れ

なぜか男友達の家に向かった。


まぁ…こういうこともあるし仕方ない。話したこともないしな…。思いつつ



友達の家に近づくと

二人組のカップルが寄り添い歩いてきた。



雰囲気で今俺が遊びに行こうとした男友達だとわかった。 彼女はいなかったはず…。


俺は


なぜか ピン ときた




寄り添う女がドタキャンしたメールしていた女


と感じた。



すれ違う際、声をかけれず俺は下を向きすれ違った。



なぜかもの凄い屈辱感だった。 俺は家もない、寄り添う人もいない、ドタキャンされたばかり。目の前で友達が女と寄り添い歩く姿をみて…

この差がきつかった。


結局、後日わかったがやはりメールしてた女と友達だった。女は俺より先に俺の友達と会って一緒に住みだしたらしい…。



俺との約束の前くらいに何人かで飲んだ時に意気投合して同棲をはじめたのだった。


世の中

タイミングだよな

と痛感した。
そして、ずっと一人でギターとバッグを持ち路上で寝る日々。

よし!!
充電完了!

俺は駅をあとにした。







すると!!


知らない番号から電話がかかった。


もしかして??



「もしもし」


相手「もしもーし?何しよん?伝言聞いてかけたんやけど。」


俺「あっ?まじー?!電話ありがとう!いやー何もしよらんよ。」


女の子からだった。


女の子
「そうなん?そういえば城にいるの?」


「あー!今住む所なくて城の近くの芝生で寝てるんよー!」

女の子
「そーなん?!なんか変わったことしてんね!暇なん?」



「それが毎日、めちゃくちゃ暇
で死にそうなくらい…」

女の子
「てかさ、じゃあ会おうよ!」


「え?まじで?いいけど…。」
いきなり向こうからの誘い。
いきなり女から会うとか普通ないよな…。


続く




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