『新機種レビュー』
新・吉宗
掲載:2008/1/21 15:50
■新・吉宗(大都技研)
評価:★★★★☆
更新するのを忘れてました。
忘れるくらいの機械、というわけではないのだが…。
評価でも示した通り、素直に良い機械だと思った。
ただ、吉宗のゲーム性より、出玉感(1G連とか)が楽しかった人には、どこまで受け入れてもらえるか微妙だとは思う。
そもそも、4号機(初期の頃)ストック非搭載機種の復刻ならば、5号機でも頑張ればなんとかなるだろうけど、ストック機の復刻となると、絶対に無理が生じるのだから、出玉性能まで期待してはいけないわけだ。
ゲーム性、例えば演出用RTを使用した高確率ゾーンや前兆っぽい演出、チェリー解除目など、これらをどこまで5号機で表現できているか、その点においては、新・吉宗においては十分表現できているし、逆にG数管理が主だったストック機時代より、通常時の面白さが増していると思えたほどの出来栄えだった。
◇試打した感想
まずは、やはりBIG中の青7揃い(JACだが…)、これの話題に触れないといけないのだろう。
画像はどちらも「シングルライン」に青7が揃っているが、上はRT100、下はRT300となる。
要するに、青7が揃えばRTの権利は獲得できるが、揃ったラインが有効ラインか否かでRT継続G数が変化する。
基本、RT100付きのJACであればシングルラインに青7が揃いやすく、RT300付きのJACであればダブルラインに青7が揃いやすくなっているわけで、必ず揃うというわけではない。
また、これらが成立した際は目押しが必要となる。
目押しせずに特殊JACを揃えないと、いわゆるJACゲームに突入しないため、純増枚数的に損をしてしまうわけだ(JAC中は15枚役が揃うが、非JACだと9枚役が揃う)。
特殊JACが成立したのに取りこぼした場合、RTの権利が消滅するわけではなく、その後ナビが出現するので、RTは獲得できるが、BIGの純増枚数的に損をする仕組みとなっているので、この辺りに注意してほしい。
あとは演出用のRT。
今回はG数管理もしているのだろうけど、G数管理だけってわけでもないような感じで、いつ終わるかが分かりにくい作りになっているため、高確演出等が生きてくる。
ま、途中リーチ目が出て演出中に分かる場面もあったが、それはそれでイイと思える。
ちなみに、ボーナスフラグは、太鼓以外の全部で同時成立の可能性があり、中でもチャンスリプレイ(リプ・リプ・太鼓)がアツそうだが、チェリー・門松もそこそこアツく、単独ボーナスの比率もそこそこなのが良い。
とにかく、出玉面以外は全ての面でグレードアップしているので、一度は打ってもらいたい機械。