『冒険人生。2』
良い機械・悪い機械 VS 面白い 機械・ツマンナイ機械
掲載:2008/1/21 09:50
さてさて、業界に長く骨を埋めていると、パチンコパチスロユーザーの気持ちも理解
しながら、営業利益も上げないといけないという、実に相反する状況に陥ります。
ユーザーにとって良い機械とは、勝てる機械。
ホールにとって良い機械とは、儲かる機械。(ユーザーが負ける機械)
ユーザーにとって面白い機械とは、遊技が苦にならない機械。
ホールにとって面白い機械とは、立ち見客が出るくらいの稼動率の良い機械。
この条件以外にも意見はあるかと思いますけど、大筋でこんな状況にありますよね。
簡単に言うと、ハッタリも必要悪として、必要な場合が多いということです。
例えば、トランプのポーカー。自分は、1ペアだったとします。
そこで、おりるのも手ですが、掛け金を大きく出して、相手が降りることを誘うのも
必要だったりしますよね?いわゆる、ハッタリか否かという選択。
オール設定とか言って、実は・・・なんてことも、ままあるでしょう。
設定6を1台使われるより、設定4を3台入れて貰った方がユーザーも結果的に良かった
りする場合もあり、ただ、あからさまに「6あります!」と言っておいて、入れない
のはモラルというか、騙しですから、「オール設定!?」位にね^^;
というものの、設定6は絶対的・普遍的で、やぱり【特別】と区分できると思いま
す。
小役カウンターを使ってる皆さんは、ある程度の設定を読むことは出来ると思います
から、途中で気が付くと思います。ただ、気付いたときは、ちくしょう!となると思
いますけど。でもまぁ、4だからいいかな。。。くらいに思ってくれると有り難いで
すw
もちろん、お店の選択でハッタリを通り越したインチキをするようなお店を選んでは
ダメですけど。
だいぶ前に、ブログ掲載しましたが、5号機で設定6(最高設定)を、入れることは困
難極まりないんです。設定6を入れて出された分は、どっかで穴埋めをしなければな
りません。
では、どこで穴埋めするの?ということになります。状況によっては、常連のお客様
の懐を痛め兼ねない結果になるのです。
2027やリンカケで出た赤字を、パルサーやジャグラーで埋めてたら、それこそお客様
なんて、ぶっ飛びます。2027やリンカケが通常営業で満席かと言えば、結局イベント
をすると打ってくれますが、通常営業ではガラガラで意味もなかったり。
ちょっと座ったかと思えば、ARTでサクサク出されたり。出たかと思ったら、即ヤ
メだったり。^^;
なので、営業面的に言いますと、2027やリンカケは導入したくないです。面白い機械
なのは重々把握しておりますが、結局、一部の人が得をして、大勢の人が懐を痛める
機械なので。
現在の全国ホール平均の割数(業界で言う損益分岐を測るもの)でいくと、10台の
機械台があれば、優しい状況でいくと、勝てるのは1人、9人は浅く確実に負け。地
獄の状況でいくと、勝てるのは9人、1人はボロ負けという構図になります。
そこで面白いのは、ユーザーは勝ちも負けもありますが、ホールは勝ちからも、負け
からも平等に、カスメ取る(言い方悪いけど、あえてこの表現で)ので、負けが無
く、常勝という構図。
ユーザーは腹も立つでしょうが、ギャンブルの親とはそういうものかなぁと。子は全
てにおいて、不利な状況を強いられるのです。
なので、パチンコやスロットで勝って行くためには、その不利な状況を如何にして把
握し、不利素材を削ぎ落として行くかになるのかなと。
オイラは、パチプロとかスロプロではないので、美味しい思いが出来そうなときにし
か、遊技に熱は入れないようにしてますけど、それでも負けるときは負けますもの^
^;
例えば、ジャグラー1000円でペカリ、BIG揃えて、即ヤメすれば勝ちが確定なの
に、めんどいから、全部打っちゃおうかなと。しかも、残りメダル10枚位で、またペ
カリ。
こんどはREGで、打ち込んだらまだ40G位なので、追加投資して、130G位まで様
子見よう。。。もしかしたら、ジャグ連あるかなと、淡い期待をしてると、いつのま
にか、1万円が消えていた・・・みたいな。もっとも、5号機で連荘もヘッタクレも無
いんだけどね。
1万円が消えると、気持ち的にアツくなって、取り返そうという気持ちが働く。
この取り返そうという気持ちが、実は地獄の一丁目なんだけどね。
だって、最初に止めてれば、4000円位勝ってるワケだから。
なので、オイラは取り返そうという気持ちは、基本的に封印してます。
だって、取り返すという気持ちが出た時点で、負けが確定するようなものなので。
取り返す感情が生まれたときに、どえらい負債を増やしてはいませんか?
パチンコやパチスロは、その駆け引きが面白いと言えば面白いんですけど♪