『スカイ・ロック・ゲート☆』
広告宣伝規制
掲載:2011/8/2 00:50
今日から8月。
警察庁から入った通達により、ホールの
『広告宣伝規制』に対して見直しの動きが本格化します。
ツケマイてんちょ~さんや、高木MAXさんが触れておられた件ですね。
一体、どんなんなってしまうのだろうとO店のメールを開いてみると――
『おはようございます、O店です。
●当店本日のご案内
O店○○(イベント名)を開催いたします。
皆様のご来店お待ちしております』
はい、以上全文。
全然変わってないです。
自地区に影響はほとんどありません。
S店のスロイベント週間のような具体的に公約を掲げたイベントはNGになるでしょうが、2ヶ月前からガセガセなのはブログ上でお伝えした通り。
「今回はマジなんじゃ……」なんて惑わされる事がなくなって、むしろスッキリしたってもんですよ。
それに、嘘の告知や煽りで集客出来なくなったホールの中から、実のある営業で集客を図ろうとするホールが出て来るようなら、これは逆にポジティブ要因と捉えて差し支えないんじゃないかと思います。
この規制で戦々恐々としているのは、ガセを打ちまくって集客していたホールと、イベント回りが主軸だった打ち手だけなんじゃないですかね?
「あ~あ、変わらない地域に住んでる奴はいいよな」なんて言わないで下さいよ。
今回、既に出ていた規制に新たに2項目が加わる形で、警察庁から見直しの通達が入った理由には、所轄の匙加減で温度差がある地域性を是正しようという意向があるわけで、通達以前から自地区は温度が高かっただけって事です。
すなわち、温度が低かった地域にお住まいの方がこれから経験する事を、自分は既に経験してるのです。
経験者的に打ち手のスタンスがどう変わるかを述べさせて頂きますと、上級者ほどすぐに辛さを感じる事は無いと思います。
お盆前という時期的な状況もありますし、曖昧な表現しか出来ない事による客離れを防ごうと、イベントの質を必要以上に維持しようとする動きがあるんじゃないでしょうか?
しっかりデータを取っている打ち手なら、過去の判例を当て嵌める事により立ち回れるので、ライバルが減る分好状況にすらなるかもしれません。
しかし――
後々、ボディブローのように効いて来ますよ……。
台の選択基準が明確ではなく、メールでのヒントや発表等、店側のサービスに丸乗りする形で使っていたホールは使えなくなります。
立ち回りの選択肢が狭くなるので、稼働量の維持に問題が出て来るのです。
使えていたホールが、店長の交代等、人的理由で設定の投入傾向が変わったり、あるいは設定が入らなくなった場合の危機察知も迅速にはいかなくなります。
メールの文面が冒頭のようなら、一体どこで違和感を感じろと言うのでしょう?
自分が記事中でO店のイベントの強弱を語るのは、過去の判例を当て嵌めてるだけでメールの文面が変わってるわけじゃありません。
要するに、状況が変わったと判断するのに数回の判例を要するため、そこでマイナス期待値を積んでしまう分、確実に収支が落ちるのです。
また、新規開拓も困難になるでしょう。
メールの内容が具体的であれば、該当する機種のデータを取ってイベントの真偽を判断し、台の選択基準を考察すれば良いだけです。
でも、あの文面では……最後まで言わなくても分かりますよね?
そんなわけで、5号機移行当時のようにパチ主体の稼働に移行する打ち手が増えるのかとも思います。
しかし、それも一物一価規制が入れば辛くなりますし、大震災が来た日には崩壊します。
ああ、これは蛇足ですね……。
とりあえず言いたいのは、自分は既に
『広告宣伝規制』は味わっているし、少々曖昧なメールでも立ち回れるホームを店長交代劇で失った後は、一物一価規制や大震災の追い討ちを食らいながらのたうちまわってる
先輩なのだよって事です。
蓋を開けたら足並みが揃わず、「あれは一体何だったんだ?」的なオチも考えられますが、もし前述のような状況に陥ったら、みちのくの駄犬のブログを思い出して下さい。
……反面教師ぐらいにはなるかもです(苦笑)。