『昭和最後の小物』
ドキュンvs 係長
掲載:2011/7/9 00:20
ドキュン先輩って人がいる。
名前のイメージ通りかなり狂った先輩だ。
例えるなら
将棋の下手な小池重明
もしくは
ケンカが弱いIWGPのキング的な先輩だ。
基本的に関わるとろくな事がありゃしないのだが、今日久々に連絡がきた。
ド「おー久しぶりぶり!」
係「おー!ドキュン先輩久しぶりっす。てか何してんすか?生きてるんすか?w」
ドキュン先輩は変態ダブバンドのベーシスト。仕事はババクラの店長だったが、店の子を余裕ではらませ、オーナーにぶちギレされ、そして駆け落ち。バンドも辞めたらしくその後は知らなかった。
で、電話の内容は
現在は町田のピンサロで店長をやってると。
で今日イベントだから遊びにこいと。
金は女の子の給料だけでいいからと。
私は返す刀で断った。
ドキュン先輩絡みでいい話な訳がない。
15万で買ったセルシオをピンクに塗りつぶして乗ってるようなやつを信用してはいけない!!
それに今日は本当に仕事で疲れはてていた。
ド「久しぶりに会いたいしこいよー」
係「無理っす。てか5万返して下さい!」
ド「会いたいよー子供の写真も見せるよー今日人入れなきゃいけないんだよー」
係「いや本当に今日疲れてんすよ…あと5万返して下さい」
ド「いいじゃんいいじゃん!お前ピンサロ好きじゃん!」
係「無理っす。町田遠いす。先輩ね、オレもう風俗興味ないんす。フッ
卒業したんです!てかドキュンてめえ5万返せや!!」
ド「あーそーゆー事言うんだwせっかくお前の好きなうすいヤンキー顔の美尻美少女がいるのにw」
なんだと…?
fin
(良いこはここまでね)
店の前である程度覚悟したんですよ。
看板ないし明らかに裏だし。
ああ、またドキュン先輩にやられたなって。
結果だけゆーと、
ドキュンの野郎が
《ヤンキー顔》と
《本当のヤンキー》
をしっかりと履き違えて、
背中一面サイコロと薔薇となぜかイルカの刺青、そして両手首いっぱいのリストカットのプレゼント、久しぶりに見た根性焼き雨あられ、真っ赤な目、本当にありがとうございます状態。
ここは昭和ですか?
そして手を使わず絶対に口だけでイカすという無駄なプライドを発揮され、片方の手を床につけ腕立て伏せのような態勢で一心不乱に汗だくになりながらのピストンフェアリーオンリーステージ。筋トレですか?
結局イケませんでした本当にどうもありがとうございました。
ドキュン先輩、もう電話してこないでね(切実)
さらばじゃ!