『原始、人はそれをボインと呼んだ』
究極のシェフは美味しんぼパパ
掲載:2011/6/21 22:15
以前見た3分間クッキングにインスパイアされ、『牛肉の赤ワイン煮』なる料理を作ってみました。
…が、噛めば眉間にシワが寄ってしまうので丸飲みしか出来ない味。
甘ったるさとローリエ臭だけで、全く風味のない失敗作を作り上げるための食材費、
16000円。
たまごかけご飯程度の調理しか知らない私は、愚かにも高級食材を使えば旨くなるものと勘違いしていました。
授業料としては高過ぎです。
大人しくレストランへ行けば良かったと思います。
「…でも大丈夫。
味もそっけもない煮込みだって、カレーになる」
と、冷蔵庫の『ジャワ』からの励ましを感じます。
しかしそれは食材購入に掛けた時間や費用、料理中のワクワク感を否定するように思えて、何だか悔しいです。
先日の、友人とノリ打ちでラブ嬢の劣悪台に果てた悪夢がフラッシュバック。
今更あとに退けるか感でムラムラします。
伝説のキャバ嬢の生々しさと『ジャワ』の誘惑を振り払うべく、悔しまぎれにめんつゆを投入!
すると―、
16Kの牛丼完成。
…勿体無いから、明日の朝はこれ食べてホールに行くか。
そう思って鍋を覗いたら、中身の異様な赤さに大敗の予感を覚えました。
きっと負けるでしょう。
多分。
恐らく。
確実に。