『酒と涙と本とパチスロ』
お返事36と日本酒話…続き
掲載:2011/5/28 00:40
遅くなりまして申し訳ありません。
前回の、「お返事36と日本酒話」の続きです。
前回は『一ノ蔵』を載せたところまででしたね。
その他の酒を……という話を書くところでした。
で、私の出身県は酒処でもあるので、やはり山形の酒を飲む機会が断然多く、かなりの銘柄を飲んできたと自負しております。
それゆえ、やはり飲み慣れた山形の酒からも一つ推したいところです。
私の実家は農家で親戚も県内に多く、慶事・弔事の際には県内の酒を頂くことがかなり多いんですよね。
それなのに、私の家族には日本酒を飲む人間が私しかいないため、実家で頂いた酒の9割は私が持ち帰って飲み、残り1割は母が料理酒に使う
(勿体ねぇ…)という立ち回りになっています。
頂くことの多い銘柄は、『大山』
(鶴岡市)、『初孫』
(酒田市)、『出羽桜』
(天童市)、『東光』
(米沢市)などが多いです。
この中では、賞を多く貰ったりしている『出羽桜』が有名な方ですかね。
私も結構飲みましたけど、出羽桜では吟醸酒である『桜花』が旨いと思います。
ただ、吟醸香が強いので、肴を選ぶタイプの酒かなとも思いますし、好みの分かれる酒だとは思います。
で、山形の酒の中で私が推したいのは…
『初孫』の純米酒、魔斬
(まきり)です。
辛口で飲み口がよく、純米酒の割にはスッキリしたタイプの酒だと思います。
値段は先程の『一ノ蔵』無鑑査よりは少し高いですが、四合で1200円程度とそれほどではありません。
刺身なぞに合わせるには良い酒かと。
この酒は、結構色んな人に薦めたことがあるのですが、概ね高評価を頂いています。
もしかすると、山形県内以外では手に入りにくいかもしれませんが、見かけた際には少し思い出していただけると幸いです。
最後に、一般的にも良く知られている「
やばいかもしれない日本酒を避ける簡単な方法」を書いておきたいと思います。
それは、「
原材料欄に米、米麹、醸造アルコール以外の記載がある酒を避けること」…です。
ほとんどの食料品がそうであるように、日本酒もラベルやパッケージに「原材料」が記してある欄があります。
日本酒は、米と麹から造るものですから、日本酒の原材料欄には必ず「米、米麹」の表記があり、そして純米酒・純米吟醸・純米大吟醸以外には「醸造アルコール」の表記があります。
…が、色々な酒をよく見てみると、それ以外に「糖類」、「酸味料」、「香料」などと記載されているものもあります。
これらが記載されている酒を避ける……というただそれだけのことです。
もちろん、私自身の舌でそのような表記のある全ての酒を飲んだ訳ではないので、全てが全て「ハズレ」とは言えません。
…が、私の体感ではそのような表記のある酒がやばかった率は9割を超えていますね。
旅行先で、「地酒だから大丈夫だろ…」なんて思ってあまり見ずに買って飲んでみたら、「なんじゃあこりゃあ!」となった経験も何回もあります。
(いや、学習しようよ…)
皆様も気になった日本酒がありましたら、即買いする前に一度、原材料欄を見てみることを私はお勧めします。
まぁ、パッと手にとって「気分買い」とか、見た目重視の「ジャケ買い」なんてのもたまには楽しいですけどね。
…ということで、恐ろしく長くなってしまいました。
山本さん、ご質問に全て答えられた訳ではないですけど、少しでもお役に立つことがあったのであれば私も嬉しいです。
そして、他の読者の皆様も日本酒を選ぶ際に少しでも思い出していただけることがあれば、私にとってはこの上ない喜びです。
しかし、私も酒の道においてはまだまだヒヨッコです。
それに、一人で様々な情報を取捨選択し、確かめていくのはおのずと限界があります。
これからも、ぜひ皆様に沢山のことを教えていただいて、もっともっと飲み尽くして参りたい…と改めて思います。
ということで、今日はこの辺で。
それでは、また!