『スカイ・ロック・ゲート☆』
勘違いとリールガックンについて
掲載:2011/2/27 18:45
前ログの蒼7揃いの件。
伊藤さんから突っ込みが入りました。
「いや……アレ、BIG中の最終Gだったんですけど……」
そ、そういや、
蒼7が揃うラインが違ってますよね。
すいません、勘違いしました(滝汗)。
まあ、それだけ自分が入店したのは、BIG中のバトルかART中のバトルか判断し難いくらい絶妙なタイミングでしたという事で――。
さて、先日の記事
『朝イチお得な新イベント』について、ちょっと気になるコメントを頂戴しましたので、設定変更後、リールがガックンする件について考察してみます。
まず、ガックンする理由ですが、リールには初期値というがゼロに当たるスタート位置――起点があります。
設定変更作業を行うと、リールもこの起点にリセットされるのですが、リセットされるのは遊技台の内部的な話であって、実際のリールは最終的な停止形のまま動いておりません。
すなわち、内部状態と外部のズレが、ガックンするという現象となって現れるのですね。
で、自分がここで問いたいのは
「設定変更後、ガックンするメーカーとしないメーカーがある理由を考えた事はありますか?」って事。
これはいきなり結論を言うと、以前はガックンしていたはずのアルゼ(現ユニバーサル)系筺体が、今はガックンしない事でも明らかなように、
メーカーが作る気になればガックンしないように作る事が出来るのです。
作らない理由は、メーカーが無頓着なわけでは無いと思います。
各メディアで設定変更後のリールのブレが立ち回りの手法として唱えられているのを、開発担当者が知らないはずがないでしょう?
要するにパチスロという遊技機開発初期の段階では技術力不足から必然的――あるいは偶然に生まれた挙動だったかもしれませんが、現在は各メーカーの意向により意図的に残されている挙動だという事ですね。
おそらく意図的に残されている理由は、
営業or立ち回りのツールとして考えた場合に面白いから。
S店の先日のイベントは、この意図的に残された台の挙動を利用したイベントであり、こうした挙動を利用して立ち回るコアなファンが増えるに従って、ホールにも、このコアなファンをターゲットとして積極的に取り込むような営業が増えて行くのかなと思いました。
いや……既に、そんな営業だらけか……(汗)。
念のため、コアなファンが立ち回り難いという点では同じですが、これは変判対策=立ち回り要素を消してコアなファンを遠ざけるのとは逆の発想である事を付記しておきます。
でも、こうして考えると、
「自分は変判未対策という状況を長持ちさせるために努力している」とかいう話も、
一部には打ち手側の自己陶酔が入っているような気がします。
「どうよ、俺って立ち回り上級者でしょ?」みたいなね。
前述の通り、メーカーによって意図的に残されている挙動をどう使うかはホール側に委ねられているわけですが、打ち手が立ち回り上級者であると主張するには、
ホール側の意図を把握した上でなければ、独りよがりで的外れなものになってしまうという事です。
ぶっちゃけ、小役カウンター使用客がいくらいようと、その機種の稼動が落ちず、ホールの売上が立っていれば設定は入るでしょ?
それと同じです。
機種の稼動が落ちず、売上が立っていれば、ホールは変判対策なんて事に気を煩わす必要が無いよなと?
今時、ガックンに頼って年単位で食い続けてるなんてケースは、一度、自己陶酔から覚めて周囲を見回した方が良い。食えている本当の理由は違うのかも?
とっくの昔に通用しなくなっているのに、打ち手側の自己陶酔によって淘汰されないまま残った誤った認識――パチンコの止め打ちは、ホールに分からないようにやるのが上級者――みたいなのが、この業界のメディアにはまだあるんじゃないかと思う今日この頃です。
●追記
え~、今確認したら、感想メールにも伊藤さん同様の突っ込みが2通入ってました……スイマセン(汗)。