『新機種レビュー』
赤ドン
掲載:2007/11/9 14:55
■赤ドン (アルゼ)
評価:★★★☆☆
青ドンより前に保通協を通過した台で、なぜ青ドンを先にリリースしたのか? なんとなく意味が分かった気がする。
評価は星3つと、あまりにも普通の評価だが、どう「化ける」のか、正直俺には分からない。
非常に「微妙」な台だ。
「ドンちゃん」と意識すると、拍子抜けする台。「爆裂台」、あ、表現悪いな、「爆発力」のある台(変わらないか…)と思えば、それなりに楽しめる台である。
いわゆる「天井」も強烈で、天井までの投資金が一気に返ってくる可能性があり、低設定でももしかしたらの夢がある。また、RT込みのBIG1回あたりの平均獲得枚数期待値が約800枚となっているのも魅力。
でも、ゲーム性は…。
要するに、「モエるまりんバトる」なのである。
あまり市場(ホール)評価の高くなかった台だったので、ドンちゃんシリーズとして、赤ドンを「モエる」の記憶があるうちにリリースしたくなかったのだろう。
俺は、モエバト好きだったけどな。
◆打った感想
「チャンスゾーンハズシ」の台で、初心者にも十分目押し可能な状態に仕上げている(3連ドンが基準)。その点は良いんじゃないのかな。
通常時はドンちゃんらしく「ハサミ打ち」消化となるのだが、ドンちゃんらしさは全く感じられないので、そこは目をつぶってあげたい。
また、演出もほぼ「青ドン」なのだが、これは赤ドンが先に作られているわけで、「青ドン」が「赤ドン」とほぼ同じといった表現が正しいのか。
あと、BIG中のキャラ選択で、多少RTの波が変化する。キャラによって、獲得ポイントの抽選が変化するのだが、これについては、演出は番長、中身は戦国無双、とでも思えば良いだろう。
RTについてちょっと一言。
この台はBIG中の獲得したポイント数分、チャンスゾーンパンク回避となるチェリーナビを発生させるのだが、1ポイントにつきRTは1回。つまり、1ポイントでナビが1回発生するのではなく、RTに入るまでチェリーナビは何度でも発生する、といった仕様。
ポイントは上乗せされるし、RTの純増は1Gあたり1枚なので、そこそこ強力な出玉感を味わえる機械になっている。
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