『全財産にぎりしめて…』
酔拳使い
掲載:2010/9/25 00:25
Do~も55号です。
え~毎度バカバカしい話を一席…
日が落ちて少し涼しくなった夜の繁華街を足早に歩く55号。
突然の電話で呼び出され不似合いな場所を1人歩く。細い路地に入り、定食屋の二階にある居酒屋に入っていく。
『
おぉ!!来たかッ!!!こっちこっち』
狭い居酒屋でかなりデカい声で呼ばれ、ほぼ全員の客が55号をガン見する。恥ずかしくなり俯きながら声の方に小走り。
電話で呼びつけ、馬鹿デカい声で55号の本名を呼ぶ主は…
叔父。
小さい頃は父親代わりに厳しく・優しく育ててくれた55号のもっとも尊敬する1人である。
小学生の頃…
万引きした55号を母と祖母が見守る前で30分間ほど愛の鉄拳で殴られました。
今まで生きてきて【死】を一番感じた日でした。
あの愛の鞭があったからこそ、その日からは人様に迷惑を…なるべくかけないで生きてこれたッ!!って思ってます。
そんな
格闘系叔父が、
『
たまにはサシで呑もう!!!』
って電話してきました。この叔父は
モンスター級の酒豪でして、同じ量を呑んだら救急車を一台呼ばなきゃいけなくなってしまいます。
しかし、
到着した時には叔父はかなりの量を呑んでいてご機嫌さんになっていました。
かなりのハイペースで焼酎を呑まされること約2時間…いい具合に体内にアルコールが回ってきたころに…
『
おっしゃ!!蒼天いくぞッ!!!』
……。
んっ!??
そ・う・て・ん??
時計を見ると21時過ぎ、閉店も間近なこの時間に
凶暴回胴機・蒼天の拳に挑もうってはらなのか??
否ッ!!
④号機時代に北斗をこよなく愛した漢・叔父なら十二分にありえる。
会計を済ました叔父はスキップで近くのパチ屋に入っていく…
叔父は一点の迷いもなく蒼天に向かう。そしてデータカウンターも一切見ず空き台に着席。その姿はまさに…
漢ッ!!
叔父さんは
全開オヤジ打ちで強打する。演出はオールキャンセルでバッシバシBETボタンを連打ッ!!
コイン投入もままならないぐらい手元が不安定だが…①野口で
スイカ・強ベル・チャンリプ×2をひく。
んで、
【
死合の刻】突入ッ!!
もうね、後ろで突っ立て見てて笑いが止まらないことなんのって。
これは…
【
回胴式・酔拳】
だよね。
5回転ぐらい回す度に
ドヤ顔で55号を見る叔父。笑いが止まらない55号。
人影演出から何色ザコかもまったく見ないで最速オヤジ打ちでリール上に中段チェリーを降臨させる。
百裂拳チャンスもシカトでBET→レバーと強打する。
プツンッ!!と画面が暗くなり…なななんとッ
BIG確定ッ!!!白BIGだったものの、この異常なまでのヒキに脱帽です。
結局…
閉店間際まで連チャンは続き、満面の笑みで退店する叔父。
流石は55号が生まれる前からギャンブルしてるだけあるぜッ!!
まいりましたぁ~!!!
以上…二次会は更に飲みまくりで2人とも泥酔で大変だった55号でした。。