『スカイ・ロック・ゲート☆』
ドミナント戦略の恐怖
掲載:2010/9/24 00:35
今年に入ってから、北は宮城県石巻市、南はみちのくの入口からみちのくの湘南、西は信号縦並びでお城のある地域まで直径220㎞圏内を巡り歩いて来ました。
その中で思ったのは、やはりホールの軒数が多い大都市近郊はそれだけで有利だなという事──。
そして、愛着のある自地区内を視野に入れつつ、商業都市に通うよりも、杜の都をもっと積極的に利用すべきかと思いました。
──というのも、商業都市では狙いを外した後のフォローが効き難いんですな。
ここは、杜の都に次ぐみちのく二番目の市場という位置付けにしては使える店が少な過ぎます。
理由は簡単で、
O店系列の一人勝ち状態だから──。
O店系列は東京都●●区で創業の後、商業都市に本社を移し地元中小店を次々と吸収しつつ勢力を伸ばして来た企業ですが、ここ3~4年で地域内の競合店が力を失い、ついにその
ドミナント戦略が結実したって感じです。
ドミナント戦略はコンビニエンスストアでも多く見られる出店方法ですが、支配戦略とも言われるように、特定の地域に集中して出店する事により、その地域の市場を支配しようとするものです。
ホールにとって地域の市場を支配するという事は、玉粗利を自由に出来るという事ですから、それがユーザーにどんな不利益をもらたすかは想像に難くないのではないかと──?
先日、様子を見に行った他系列店のリニューアルオープンも、「ゲージの甘い機種のヘソは逆ハの字だった……」なんて書きましたが、改装の主旨は低貸導入→最低限の稼働確保。パーソナルシステム導入→人件費圧縮で利益追求の効率化で、
既に市場を支配しているO店系列を相手に、消耗戦──すなわち出玉やサービスで集客努力を計るのは無益と悟ったような内容でしたしね……(汗)。
今後も商業都市では、こう言った主旨の改装が相次ぐように思います。
最後に余談ながら──。
現在、O店系列は商業都市隣市と自地区に新店舗建設中です。
さらに商業都市内にも、もう一店舗出店計画があります。
完全に商業都市ばかりではなく、北は自地区まで寡占化しようという動きですね。
「このご時世にこれだけ出店出来るって、どんだけガメてんねん!」──という突っ込みは置いといて、既に終ってる自地区の支配はたやすそうだと思う今日この頃です。