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【ゾロ】
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『新機種レビュー』
マジックモンスター2
掲載:2007/9/27 19:00

マジックモンスター2

■マジックモンスター2
(オリンピア)

評価:★★★★☆

久しぶりの更新で恐縮です。

今回は、

「5号機で出来る限りのことをやり尽くした」

と、メーカーが鼻息荒く語ってた、オリンピアのマジックモンスター2です。

まず、

「5号機で出来る限りのことをやり尽くした」

とは、

ズバリ「出玉率」のこと。

設定6で114%は現行の実射試験において、頑張ったほうかと思われる。ただ、俺自身は出玉率に特化した台は好きではないので、それだけならば評価は最悪にしたいのだが、そこそこゲーム性の部分が楽しめそうだったので、星4つをつけさせてもらった。

まずは仕様について。

ボーナス以外の機能は完走型のRTを搭載し、RTは100G継続で1Gあたり約0.7枚の純増が見込めるので、RT自体で約70枚獲得できる仕様となっている。

また、RTはチャンスゾーンで特殊リプレイか特殊1枚役こぼし目で突入するタイプ。チャンスゾーンへはボーナス終了後と通常時の周期(120G)の他にRT終了後に突入するため、RT連チャンも見込める仕様なため、ボーナスを引かなくても出玉が増えていく状況も有り得る。

これ、いわゆる「チャンスゾーンパンクハズシ」タイプの台で、チャンスゾーンは通常リプレイor特殊1枚役入賞で終了し、通常リプレイは逃げようがないが、特殊1枚役はこぼすことが可能となっている。

RT突入契機にもなる特殊1枚役のこぼし目について。

特殊1枚役は2種類存在し、「左リールに成立していない方のボーナス図柄を目押し」しないとこぼし目が停止しないという、2択チャレンジの要素も組み込んでいる(2択にハズレても特殊1枚役の入賞は防げる)。

ちなみに、RTへはどの契機(特殊リプレイor1枚役こぼし目)で突入しても、内部的な違いはないようだ。

と、「増えるRT」が連チャンする可能性を秘めており、RT突入率はチャンスゾーン突入契機によって変化するといった、とてもアツイ機種に仕上がっているわけだ。

ただ、カタログにボーナス確率が記載されていないのが気になる。このような場合、往々として「ボーナス確率が低くてカタログに記載したくない」というメーカーの思惑が見えたりするから…。


◆試打した感想
リール配列がよく考えられており、先代でアツかった「オバケ揃い」などが出現したり(実際には他の役が揃っているが、配列上オバケも揃う箇所がある)、先代では出現率の割には1/2でしかアツくなかった(だよね?)中段チェリーはリーチ目となっているし、一言で言えば「オリンピアらしい」台に仕上がっている。

チャンスゾーンは液晶と内部の「ズレ」はないようで(これは賛否両論かもしれないが)、液晶でチャンスゾーンとなれば、必ず内部も一致している仕様は好感が持てる。

難点は、BIGの消化時間。特に赤7BIGは払い出し枚数が多く退屈。「萌え」路線を意識した歌や、ストーリー性のあるボーナス中の演出など、頑張ってはいるが…。


◆最後に…
導入予定は10/22(月)とのことだが、ちょっと時期が悪いかもしれない。パチスロ市場は12月までビッグネームの登場がなく、今やパチスロ導入予算はパチンコ導入予算に割かれている状況とも聞く。ホールの渋い財布状況にどこまで割り込めるかが肝となるようだ。

個人的には気に入った台なので、少しでも多くのホールに導入してもらいたいのだが…。

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