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【ザッシュ】
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『スカイ・ロック・ゲート☆』
ゴンちゃんへの手紙
掲載:2010/7/13 20:00

ブログの更新はしばらく感想メールのお返事のみ──と言いつつお返事すら書けなくて申し訳ありません。
 
以下は言い訳と自分の気持ちの整理のために書きますので、関心の無い方はスルーして下さるようお願いします。
 
 
ゴンちゃんへの手紙
 
 
 
ゴンちゃんが天に召されて丸三日──。
 
ようやく、携帯を開く気になりました。
「たかが犬の事で……」とおっしゃる方もおられるでしょうが、ゴンちゃんは子供がいない自分達夫婦にとって特別な存在です。
 
ゴンちゃんは捨て犬だったせいか警戒心が強く、なかなか人になつかない子でした。
でも、一度なつくと膝に乗ったり布団に潜り込んで来るような甘えん坊でした。
 
そして、人の気持ちをよく理解する子で、夫婦喧嘩する度に間に入って来て座り込むような優しい子でした。
一度、奥様が(多分洒落で)離婚届を貰って来た事があるのですが、ゴンちゃんと離婚届を部屋に残して出掛けた所、帰って来た時には離婚届がビリビリに破かれていたという──。
 
嘘のような本当の話。
まるで、「これはパパとママを不幸にする紙だな?ボクが破っといてあげるよ!」と言ってるみたいでした。
ゴンちゃんは、普通の犬なら食べないはずの夫婦喧嘩まで食べてくれる犬だったんです。
 
自分は、そんなかけがえのないゴンちゃんの容態を見誤り、肝心な時に鎮痛剤一本も射ってやれず死なせてしまいました。
 
「一年で4歳年を取るゴンちゃんの体は自分達と違う」と言いつつ、何故状況を軽く見てしまったのか?
 
前ログで「ゴンちゃんは抱き上げた自分の腕の中で息を引き取った」と書きましたが、本当は抱き上げた時、既に事切れてました。
自分は現実が受け入れられず、ゴンちゃんの亡骸を抱えて車に走ったに過ぎません。
 
奥様の携帯はゴンちゃんの診療を了承してくれた主治医と繋がっており、車の後部座席で電話口で指示された通り心臓マッサージを施しましたが、止まってしまったゴンちゃんの心臓は二度と動く事はありませんでした──。
 
慚愧にたえないとは、このような事を言うのだと思います。
ゴンちゃんに申し訳なくて、ゴンちゃんが不憫で、泣けて、泣けて仕方ありませんでした。
ゴンちゃん、本当にごめんね。
 
この数日間、もうどうして良いか分からず、愛犬との死別を綴った文書をネット、書籍の媒体を問わずに読み漁り、ようやく慚愧の念を共感の海に沈め終えた所です──。
 
 
ゴンちゃんへの手紙
 
 
 
本日やっと順番が回って来て、ゴンちゃんは荼毘に付されました。
棺代わりのダンボール箱の中には、沢山の花と生前に好きだったおもちゃや食べ物と手紙が入れてあります。
手紙にはこのように書きました──。
 
 
ゴンちゃんへ
 
この前は、苦しい思いをさせちゃってごめんね。
 
あんなに可愛がって来たのに、最後の最後で鎮痛剤一本も射ってやれなかったパパを許して下さい。
 
これからゴンちゃんが行く「虹の橋」は、とても良い所だよ。
毎日お日さまが出て、たくさん食べ物と飲み物があって、大勢の仲間がいます。
 
パパとママがいつか迎えに行くから、それまで待っててね。
そうしたら、三人で「虹の橋」を渡ろうね。
 
                    パパより
 
 
ゴンちゃんは待っててくれるのかな?
今はただ、沢山の出会いと楽しい時間をくれたゴンちゃんに「ありがとう」と言いたいです。
 
 
ゴンちゃんへの手紙
 
 
 
明日から少しずつ、稼動やブログに復帰して行こうと思います。
 
ゴンちゃんの訃報にお悔やみのメールを下さった、アイザックさん、アルメイダさん、イチハチさん、かつ番長さん、久城さん、コニタンさん、サラスロさん、しのぶ堂さん、じょーじさん、すぐるさん、空子さん、TAさん、タコスさん、たかしょうさん、でる2さん、ドツンさん、7コマすべりさん、ヒロオさん、ぴのこさん、ピンクスヌさん、福岡 26歳 会社員さん、ぷさん、松さん、ママはドル箱さん、マルミエンコさん、三十路スロッターさん、むむーさん、ランクルさん、ロンサムさん、Yさん、わらびもちさん、そしてHN無記名の皆様──。
 
皆様の暖かい言葉と、自分同様の経験を持つ方々のお話に癒されました。
 
本当にありがとうございました。
 

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