『萌えパチ業界万華鏡~焔』
ワールドカップの思い出~会社編~
掲載:2010/6/24 22:35
ワールドカップの影響は販社にもありました。
2002年に在籍していた販社。
あっ、この時に
ワールドカップとタイアップしたパチンコがあったの、ご存知ですか?
奥村から発売されてました。
セールス的には、
オウンゴール(*_*)
機種としての完成度も低く、パチンコファンからも、サッカーファンからも浮いた感じになっちゃいましたね。
しかも季節商品だから、ワールドカップが終われば…
ワールドカップ期間中は警察への協力で
全国のホールが一ヶ月ほど入れ替え自粛をしたんですよ。
まあ、自粛なんで入れ替えをした
アウトローも存在しましたけどね。
この一ヶ月の自粛、体力のない弱小販社には死活問題。
売上が一ヶ月無い。
しかし、給料や機械代などの支払いは確実にやって来ます。
この業界、中古台を仕入れる時は現金払い。
よくても、翌月末の一括払い程度です。
同業者に売った場合は同じように現金で払ってくれます。
しかし、ホールとの取引だと勝手が違ってきます。
機械を売ってもらう時は現金払い。
けれども、買ってもらう時はホールの締め支払いに合わせた回収となります。
一番多いパターンが「月末締め、翌月末払い」「初回小切手、残りは手形4本の均等払い」みたいな感じでした。
普通に商売していたら毎月の売上もきちんとあるんですが、その場凌ぎのすちゃらかな会社でしたのでf^_^;
自粛期間中も機械販売以外に売上を出す努力をすればよかったのですが、何をしていたかというと、
『アラジンA』
『ミリオンゴッド』
『サラリーマン金太郎』
そう、爆裂機として検定取消にもなったパチスロに没頭していたのでした。
社長はじめ、全従業員が毎日パチスロ三昧。
結果的には、これが引き金となり資金繰りが悪化。
最後は自社ビルを手放しても経営を立て直すことが出来ず、
倒産となりました。
パチスロも、ほどほどにねf^_^;