『酒と涙と本とパチスロ』
熱の狭間に見るもの
掲載:2010/6/16 02:55
皆様こんばんは。
ヒロオです。
最近、また体調を崩してしまいまして、稼働も少なめ。体調を伺いながら、なんとか時間を作って稼働をする…という感じで困ったもんです。
以前にも言いましたが、私は生まれつき扁桃腺がでかいらしく、頻繁に…というほどではないですが、たま~にドカンと腫れ上がり、悪さをするのが困りもの。
腫れ上がると、38度~39度半ばの高熱、異常なのどの圧迫感、強烈な咳などに悩まされます。
ほっておくと、のどが腫れすぎて飲み込みが出来なくなり、入院して点滴を射たれながら、米粒の入ってないおも湯と実なしの味噌汁が食事に出されて、それすら飲めなくて涙する…という日々が待っていることになります。
まぁ今回はそんなことにはならずに済みそうなのでそこは一安心ですけど。
で、今回高熱を出して寝込んでいたときに思い出したのは、小さい頃によく具合を悪くしていたときのこと。
私はあまり体の強い子供ではなかったので、よく熱を出しては寝込んでいました。
冬場の農閑期であれば、そんなときでも家に誰かはいたものですが、春~秋の農繁期だと、父母は田んぼ、祖母は畑、兄達は学校や部活…と誰もいなかったので、大体ひとりで布団に寝ていました。
熱出して寝てるときって、大体朝から寝てるわけですから、夕方くらいになるともう眠くなくてただ布団に入っているだけの状態になってたりしますよね。
そのときもそんな感じで、うちにはTVは居間にある一台しかなかったものですから、ラジオをつけていました。
そうしたら、
「とんでとんでとんでとんでとんでとんでとんでとんでとんで…」
というフレーズで有名な、円広志の『夢想花』が流れてきたんですよ。
発売されたのは私が生まれる前でしたが、有名な歌だったので私も知ってはいたんです。
「この歌知ってるなぁ…」くらいの感じで私もボーッと聴いていたんですね。
そうしたら…
大した間も空けず、流れてきたのも『夢想花』。
ラジオの話し手さんの言葉はあまり聴いていなかったので、「こんな短時間で珍しいなぁ」くらいに思ったんです。
で…
その後に大して間も空けず流れてきたのも『夢想花』。その後も…
その時点で、私は「とんでとんでとんで…♪」のフレーズが怖くなってきて、眠くもないのに布団をかぶっていました。
なんか、布団から顔を出したら円広志がすぐそこで歌っているんじゃないか、と考えたらもう恐ろしくて恐ろしくて…………。
(いや、もし本当にそうだったら凄いことですけど…ってそんなわけはないんですが。)
そのまま寝付いた私は、翌日には熱も下がり、元気に駆け回っていました。
当時はまだ幼かったので、深くものも考えず、前日の「とんで」ループがなんだったのか調べもしませんでしたが、今考えるとあれはなんだったんだろう…と思いますね。
円広志の誕生日か何かだったのか、それとも私が熱に浮かされて見た夢なのか。
とにかく、そのときの「とんで…♪」ループが強烈に私の脳裏に刻まれていて、寝込んでいると未だに頭のなかに流れてくる感じがあります。
まぁ、そんな病弱なヒロオ少年はその後、皆勤で中学を卒業するほどの健康児になり、パチンコ屋に出入りするようになったり徹マンをしたり大酒をかっくらったりするようになるわけですが…。
とにもかくにも、今は体を万全にして、6月を乗り切りたいと思います。
それではまた!!